林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

ある釣り人のお話し・・・

幼少の頃より釣りを始めていたとある方は、コイ釣り、ブラックバスを経て船釣りに入って行ったそうです。

最初はバスロッドでアナゴ釣りを、翌年にはシーバスやタチウオのジギングに嵌り、船釣りの面白さにのめり込んで行ったそうです。

数々ある船宿さんですが、その釣り人は、ある一軒の船宿さんに毎週のように通うようになり、何年か経った頃気付いたそうです。

それは・・・

経験豊かな船長が、好調だった昨日と同じエリアでポイントを決め、自分も同じ釣り方をしていても、今日は全く釣れないといったことがあり、帰港まで頭の中を「?」で一杯にしたことがあったものでした。

「ということは、魚にとって何かの条件が変わってしまって、そこに魚が居なくなってしまったのか? または口を使わなくなってしまったのか? ただ、それは何なのか??」といったものでした。


そんな時は、違う船宿さんから出船しても良いし、違ったエリアから船に乗っても良いのです。

趣味なのですから。

でも、こういった考え方はどうでしょう?

それは・・・

「エリアに通い詰めてみる」といった考え方です。

これは、たとえ釣れない時でも「前回と何が違うのか?」を追って行けるのが同じ釣り場所なのです。

一例を上げると「潮の濁り」がありますが、船上で誰かに「今日の潮色は?」と質問された場合、そのエリアに精通していなければ、その季節のその時、濁り気味であるのか澄み気味であるかなどは、すぐに答えは出せないと思うのです。


釣りには様々な環境が絡み、先の潮の濁りもそうですが、実際のエリアとは異なることも往々にしてある潮汐であるとか、天気予報と実際の天気はどこか差異があったりと、机上では決して得られない情報が現場にはあるもので、それを1つのエリアに通い詰めるとこで体感し得とくし、より魚目線に近づくことで、次の一手を導き出すのです。

釣れていれば、無心に釣り進めて行くだけで足元のバケツは一杯になって行きますが、釣れない時はある意味大切な時で、そんな時は漠然と釣らず、その中から何を見出せるのかが今後に繋がって行くと思います。

また、「釣れないからといって他の釣り物に行ってしまうと、今までが1に戻ってしまう」とは釣りの先人の言葉、これを読んだ時に、なるほどと思ったものでした。


「魚目線で考えろ」とはよく言ったものですが、毎回バケツ一杯釣れるザリガニ釣りを大人が追い掛けないように、より難しいから、中々釣れないから追い掛けるのが釣りで、そこが奥が深く、ゆえ楽しみなのだと思います。


そうそう、エリアに通い詰めていた「ある釣り人」さんですが、近年は様々な船宿さんへ行くようになったそうで、それまで培ってきた、そのエリアのスタンダードな把握の仕方を幹に、それに過去の経験を当て嵌め枝葉にすることで、色々な釣りを楽しまれてるそうです。

主にベイトリールにおいて、スプールの回転の方がラインの放出よりも多い時に起こる「バックラッシュ」。

ラインが鳥の巣のように盛り上がり、酷い場合はラインをカットしなければ収拾がつかないことも・・・

アタリを出して掛ける、テクニカル系の船釣りでは、細いPEラインを使う為に、バックラッシュ時のラインの修復は困難を極めることもあります。


バックラッシュをある程度防ぐには、リール横のメカニカルブレーキを絞め気味に調整しておくのですが、あまり締めてしまっては、今度は飛距離、沈下スピードに影響が出てきてしまいます。

近年では、マグネット方式のブレーキや、遠心ブレーキなど、主にキャストしてから、スプールの回転に見合ったブレーキ力が発揮される機種もあります。


でも、「より遠くへ」、「より早く」の願望から、やはりバックラッシュを起してしまうことがあるのです。


バックラッシュをしてしまったら、親指でやや強く、溢れ出るラインの上からスプールをサミングし、クラッチを入れて巻けるだけ巻き、クラッチを切りラインを出し、を繰り返している内に、軽度なものはほぼ直ってきます。

また、急激なラインの擦れ合いによる静電気の発生も予想され、上記の作業をする前に水(できれば淡水)をはらんだライン部に掛けて行うと効果的、使用前にシリコンスプレーを一吹きしておくのも一案です。


重症なものは、簡単おまつりほどきなどを携行、細いニードルの先で、ラインを解すようにしていくと良いかも知れません。


何れも、バックラッシュを繰り返す度にラインは傷んで行くものと捉え、リールの調整をしっかりとし、キャストの精度を上げることも大切になってくると思います。


カサゴなどは「根魚」と呼ばれ、ポイントは岩礁や、ゴロタ石などの「根回り」が主で、そういったポイントでは、根掛りのリスクは避けられないものです。

そんな根に隠れて、ジッと獲物を待っている魚もいれば、根が作る潮の流れの変化で、そこにプランクトンが溜まりやすく、それを狙う小魚、またそれを狙うといった、食物連鎖もあるかも知れません。

結局根回りは、様々な釣りの対処魚の格好のポイントを言え、その根を中心に攻める釣りも往々にしてあるものです。

しかし根掛りを恐れていては、仕掛けは助かるかも知れませんが、釣果は半減、いや、それ以下になってしまうでしょう。

カワハギ釣りやアカメフグ釣り、タコ釣りでも根回り、根の際などを狙い、やはり根掛りが多い釣りとなってしまいます。


根掛りは、オモリが根の隙間などに入って引っ掛かってしまうもの、ハリが引っ掛かってしまうものと、その両方の場合も考えられると思います。

根掛りを回避するには、できるだけラインを立てて釣りをすることで、逆にラインを斜めに、根の連なる海底を引きずるようでは、ほぼ確実に根掛りしてしまうと思います。

又は、身近い間時に定期的に底を切り直す「根歩き」を多用することも、根掛り防止に効果があります。


根掛り対応策 ≪後編≫に続きます

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