林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

一本釣りをするカツオ漁師を追うドキュメント番組を見ていて思い出したことがありました。

それは、「二級ポイントの中の一級ポイント」という考え方なのですが、番組の中でその漁師は高性能ソナー、レーダー、海水温を広域で見ることのできる最新機器を6千万円をかけて船に装備し、一瞬の判断を間違えば、命をも左右しかねない漁に毎日臨んでいたのでした。

そういった最新機器を使いこなすことはもちろんなのですが、年間で2ヶ月のみ自宅に帰るれる休暇中でも近隣の寺社などを回り、豊漁と安全を祈願して御守りをいただいてきて出漁の時に船に持ち込んでいて、その数たるや十や二十ではないといった側面も持ち合わせているのです。


釣りでもそうなのですが、「今日はこのポイントだろう」と向かうが芳しくない釣果の時もままあるもので、毎日のように沖に出ているプロの船長をしてそうなのですから、自然の移ろい、対象とする魚の全てを想い計ることは非常に難しいと言えるのではないでしょうか。


そんな中、漁師でも遊漁船の船長でも、一級ポイントでは船同士が多く、ゆえに魚に対してのプレッシャーも高く、操業し辛い一面も想像できます。


遊漁船では、例えば夏のタチウオ船団の場合などは食いダナが浅く、船の音、船の影が真下にいるタチウオに密接にかかわる環境にある場合など、魚探で群れを見つけてのリバースギアの音、船体を震わすスラスターの音、細かくは魚探のパルスの発信音にさえも気を使う船長もいらっしゃいます。

そんな船長の真横に大きなリバースギアの音を立て船を停止させ、スラスターをかけられてしまうと、水面下にいたタチウオの群れは沈下、警戒するのか食い方もてき面に下がってしまいうことがあります。

そんなときは、船団が出来ている一級ポイントを脱して周辺海域をくまなく捜索し、群の規模は小さいながらも高活性なタチウオを見つけて、大船団を横目に二級ポイントの中の一級ポイントで1人勝ちなんていうことを経験したことがあります。


カツオ漁師も搭載している最新機器を駆使し、僚船が操業している遥か遠方の漁場を導き出し、ライバルが誰もいない場所で1人勝ち、毎年日本一の水揚げを競っているそうです。



TKBの前にDKOの話題を!

昨日はDKO(ダイワカワハギオープン)の決勝戦が行われ、見事、宮澤 幸則さんが連覇いたしました!!

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これで、DAIWA勢で9年間優勝のバトンを繋いだこととなりました。

みやさん、心よりおめでとうございます。


さて今日は、12月5日(土)に迫った、東京湾カワハギバトル・TKB44を鑑み、本日浦安の吉久さんにてカワハギ釣り教室を開催させていただきます。

TKBのルールは、釣り上げたカワハギ3枚の総全長で争われ、数釣りで順位を決めるカワハギ釣り大会のルールとは対極にあります。

当然大型カワハギを釣り上げた方が有利となることから、大きな個体を釣る確率を上げるスキルも存在し、出船前のレクチャーではその辺りを重点的に述べさせていただこうと思っております。


ポイントとなる今季の竹岡沖は、まだまだ大型カワハギが残っていて、それに標準を合わすのか、又はコッパも視野に入れての組み立てとするのか、ご参加の皆さまにおかれましては様々な質問をご用意してきていただけたらと思っております。


これは去年釣り上げた34cmのカワハギですが、尾ビレがちゃんとしていれば・・・

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大型カワハギを是非釣り上げていただけたらと思います。




                    【カワハギ釣り教室のご案内】

ポイントとなる竹岡沖は今年、シーズン真っ只中のコッパ(小型カワハギ)も出て来ていますが、大型が残っている割合も多いようで、これからの展開も実に楽しみです。

12月20日(日に)、葛西橋の第二泉水さんでの開催です。

是非この機会にレベルアップを、そして美味しいカワハギを堪能していただけたらと思っております。

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繊細な釣り人の感性を語れるにはほど遠い幼少の頃、より1匹を釣りたいと追い駆けていたザリガニやクチボソ、タナゴ。

それからフナになりコイ、ブラックバスを経て船釣りへ、最初に乗ったのは夜アナゴ釣りの船でしたが、これは今の自分の釣りの幹の一端となりました。

当時は江戸前の2本竿は持ってなく、バスロッド2本、リールのナイロンラインをPEに巻き替えての簡略的、取りあえずのタックルで挑み、半夜釣りでアナゴを2本釣ったことを今でも良く覚えています。


それからシーバスジギング、タチウオ、カワハギ、マルイカ等々、東京湾内の釣りを追うことが15年余り続き、当時は釣れていてもそうでなくても、1軒の釣り宿から毎週出船、どんな状況でも何かを持って帰ろうと躍起になっていたものでした。

東京湾と言う限られた海域でしたが、海図を見ると実に変化に富んだ海底形状をなしていて、例えば「竹岡沖」というエリア1つ取ってみても、そんな大場所ほど様々なポイントがあり、その場に適した釣り方があるものです。


3シーズン目に開花したアナゴ釣りでは、ポイントに向う船の操舵室の無線から「今日は林さん乗っているの?」と、しきりに聞こえてきて、ポイントでは隣り合った僚船の無線から「さっきは手返し〇秒だった。今一荷で釣ったでしょ、ちょっと遅くて△秒!」と、アナゴを取り込んで外し、エサ付けして投入までの秒数をキッチリと計られたりしたこともありました。

そんな当時、20回乗って19回東京湾トップで、1回は1本差で次頭だったのでした。

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何を追うか

追うものは己に課した目標かも知れず、それは竿頭なのかも知れません。

そんな目標を立てて、大人が夢中になることができる釣りは素晴らしい趣味だと思います。

自然条件が相手ということもあり、すぐに結果が出ないのが釣り。

「今度はこういった仕掛で、この釣り方を・・・」などを思い描き・・・、だから毎週のように通ってしまうのではないでしょうか。


今2015DKO決勝の船は、決戦後竹岡沖に向かっていることでしょう。

数百人が追い、精鋭16が追っている今日、誰が掴むのでしょうか。



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