林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

【アナゴ考8・リール、竿編<前編>】 より続きます


竿については、昔ながらの手バネ竿は60cm以下と短いですが、船が今の遊魚船のサイズになった頃から、リールが使われ出し、120cm前後の竿になって行ったようです。
 
僕は130cmの竿を使っていて、勿論軽量な専用竿なのですが、7:3~8:2調子で、オモリ負荷は10~20号です。
 
穂先で繊細なアタリを察知し、硬い胴でアナゴの固い口にガッチリとハリを掛けられる調子です。
 
竿の硬軟は、軟らかめの竿は小突き難くアワセが効き辛いのですが、反面アナゴの活性が低いときなど、硬い竿では違和感が伝わり、アナゴが餌を離してしまうであろうときも、柔軟性がカバーします。

硬い竿は小突きやすくアワセを効かせ易い反面、アナゴが竿先の硬さを違和感と感じたとき、アタリを弾いてしまうことがあるようです。
 
これは小突くときの左右の竿の持ち方です。

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まず普通に左右の手でリールごと竿を持ち、それぞれの手首を90°外側に向け、リールを手の中で吊り下げるように持ちます。
 
そうすることにより、不意にアナゴのアタリがきても、掌の中で竿が動いてくれて、硬い竿の場合でもアナゴに違和感を与え難いです。
 
そして、敏感な人指し指と中指で竿を挟み、さらには利き手ではない方の人指し指をPEに掛けておくと、利き手がアタリを感じるようにアタリが分かります。
 

小突くときの握りは非常にソフトに、大体竿二本分を片手で持つくらいのパーミング、握力で、いざアワセのときに「ギュッ」と竿をリールごと握ります。


次回はいよいよ【アナゴ考10・実釣準備編】です!

とある朝・・・

マゴチの船に乗る為に、前日の夜に「明日の風は・・・、マゴチのポイントの潮の流れは・・・、」と、潮先の釣り座を導き出し、もしそこに先行者がいた場合はと、二番煎じ、三番煎じの釣り座もと考え向かう船宿。

その頃はスクーターで船宿へ通っていて、1人ハンドルを握りながら、そのワクワク感、そしてウキウキ感を楽しみ走って行ったものでした。


湾奥ではこの季節、通常の朝出船の他に、夕方出船の夜アナゴ釣りであるとか、夜メバル釣りの船を出す船宿さんもあります。

その船宿は一艘の釣り船があり、朝出船が帰港した後、また同じ船が夕方出船して行くのです。

そうなのです、朝出船のマゴチ釣りにの船に乗るのは、アナゴ釣りにベストな釣り座を選びたいことが第一にあり、マゴチ釣りを楽しみながら、刻々と変わって行く風予報と風実況とを携帯で見比べながら釣りをしたものでした。


川筋から出船のその船、マゴチの帰港中河口から川に入って行くと、その後、僕を含めたアナゴ釣りにも乗る方々はしきりに、「ねえ、林くんは今日、どこ(の釣り座)に乗るの?」や、「座るとこ早く決めてよ~!」など聞き囃され、僕は桟橋ギリギリまで携帯とにらめっこ、1番有利と予想できる釣り座を指さすのでした。

そんな、楽しい苦労を経て獲得する釣り座なのですが、自然は気まぐれなもので、予報と全く違った方向から風が吹いて来たり、上げてくる筈の潮が上がって来なかったりと、折角の釣り座が潮裏になってしまうこともしばしばなのです。

でも、そんな時はもう腹を括るしかなく、その釣り座でどうやったらベストなパホーマンスができるかなど、色々と試したものでした。


その話はまたの機会に書かせていただきます。



  より続きます


実釣においてのタックルは、アナゴに一番近いハリから、オモリ、点滅ライト、ラインときて、今回は釣り手の両腕の延長となる竿、そしてリールです。

リールは、ラインの出し入れが片手で出来る、小型軽量ギア比の高い両軸リールを使います。
「小型軽量」を突き詰めるなら、チヌ用のリールがベストですが、小型ベイトリールでも問題ありません。

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アナゴの口にハリ先が当たる本アタリと、エサであるハリに刺したイソメの先だけ咥えているアタリの違い、さらには、アナゴが仕掛けの周囲に寄ってきて、長い魚体の尻尾などで仕掛けを払うような微細な変化を察知するには、リールと竿は軽い程有利となります。

また、リールは高ギア比であれば、バタバタとアナゴが食い始めた時合いはいつまで続くか分かりませんので、より多くのアナゴを限られた時間で釣り上げねばならず、掛けたアナゴを早く回収し再度仕掛けを入れる、いわゆる「手返し」をより早く行う為に有利で、「はい、上げて」と船長からポイントの移動の合図が出たときも、いち早く2本の竿の仕掛けを回収し、餌のチェック、必要であればオモリの号数交換、ライトの色交換等を行う時間を稼げます。


リールには右巻き、左巻きがありますが、二本対で竿を使うアナゴ釣りの場合、右手の竿には左巻き、左手の竿には右巻きのリールとした方が、ラインが巻きやすいように思われます。

それは例えば右手の竿にアタリがきてアワセを入れて、左手の竿は船縁に置きます。

空いた左手でリールを巻けばよいわけです。
 
小突き中船が振れたりしたとき、糸の出し入れもやり易いのです。

ただそれは、右専用竿、左専用竿だった場合の話で、2本の竿のうち潮先側の竿でアナゴを掛け取り込み、餌付けして潮裏に仕掛けを入れたらどうなるか?右用の竿を左手に、左手の竿は右手で持つことになり、互いのリールのハンドルは外側を向いてしまいます。
 
えてして実釣では、この左右の竿の入れ替えを度々行います。
 
なので、小型リールの小径ハンドルでもスムーズに回せる右巻きに統一しているのです。


【アナゴ考9・リール、竿編≪後編≫】 へ続きます


【アナゴ釣り教室のご案内】

6月18日(土)、羽田のえさ政釣船店さんにて、夜アナゴ釣り教室を開催させていただきます。

今季復調のアナゴ、釣って面白く、食味の良さは言うまでもありません。

詳しくはこちらをご覧いただけたらと思います。

皆さまのご参加をお待ちしております。



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