マルイカペアバトルは大盛り上がりで終了でした!

僕は棒面丸さんの50号船で選手兼審判として出場しましたが、その顛末は後日書こうと思っています。

今回はもうじき開幕(もう始まっている?)夏カワハギのお話しです。


カワハギ釣りの発祥の地といわれている神奈川県久比里では、一年中カワハギ船を出す老舗船宿さんがあります。


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秋~初冬は越冬に備えてカワハギが荒食いをする好期ですが、その前、夏のカワハギ釣りとはどのようなのでしょうか。

春の終わりから初夏に産卵期を迎えるカワハギですが、卵に栄養分を奪われたカワハギが、産卵という行為で最も体力を消耗してしまう時期と考えられ、体力の回復期でもあると思います。

そんな時に、誘いが早めの揺れるエサを見せられても、先ずはゆっくりとしていたい、ジッとしていたいと思うのか、中々早い誘いには乗ってこないものです。

ではどうすれば?

中オモリや集寄を使って仕掛けを少し弛ませる、大きく弛ませるを繰り返し行います。
そのときオモリは定点に置いたままにすることが大切で、誘いの最中でも、産卵後のカワハギの目の前からエサが大きく外れてしまうことを防ぎます。

そうして根気よく誘っていると、竿先には「コンッ、コンッ」と、カワハギがエサを食い千切る、又は、口先に引っ掛かっているハリ先を頭を振って振り払おうとするアタリが表れます。
でも、ここでアワセに行ってはいけません!
体力回復時のカワハギのこと、エサを一気に吸込もうとはせず、一齧りづつ、小さく嚙み千切りながら食べて行くときも多く、この時アワセてもクチビルの皮1枚をハリ先が貫くだけで、結局は巻き上げ中にカワハギ自らクチビルを切りバレてしまう可能性が高まります。

ではアタリがあったら?

最初から割と明確なアタリがきても、そこで仕掛けを送り込んだりして、カワハギの口の中に十分にハリを食い込ますことが肝要です。

ハリが口の中に入っていれば、頭を振りながら泳ぎ逃げようとするカワハギが、自らハリ先を口の中に掛けることなり、このとき聞きアワセを併用して、ハリのカエシまで、ガッチリと貫通させます。

そうすれば、高水温時特有の浅場での、それも大型の引きが堪能できるというわけです!

浅場で大型を釣るのですから、深場から上げてくるときのような水圧の変化も少なく、水面でも元気よく暴れヒヤッとさせられるものです。

そんな引きを吸収してくれる、穂持ち~胴中にかけて柔らか目の竿が有利かも知れません。


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そんな夏カワハギ釣り教室を、久比里の巳之助丸さんで開催いたします。

日程は7月12日(日)、出船前30分位からレクチャーをいたします。

ご予約は巳之助丸さんにお願いいたします。 ℡:046-841-1089