夏タチウオ釣りの〔タックル編〕〔実釣偏〕を先にリリースいたしましたが、「これを知っておくと便利!」的なモノなどのご紹介をいたします。


タチウオは鋭い歯を持っていることは周知の通りで、エサ釣りでもルアーでも、船上に抜き上げるとくねりながら暴れるタチウオのハリ外しに躊躇してしまう時があるのではないでしょうか?

そんな時は、エサ釣りならハリから20~30cmのハリスを、ルアーでもそれに準じた辺りを掴んでタチウオをぶら下げ、もう一方の手に持った鈎状の小型ギャフをハリのフトコロへ掛け、ハリスを持った手をハリが外れる方向へ、ハリを中心に半回転させれば、タチウオに手を触れずしてバケツの中に落ちます。

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でも、元気なタチウオはバケツの中に入っても、その長さを生かして飛び出してしまうこともあり、特に夏期は短パンにサンダルなど、足を露出してのスタイルも多く、その鋭い歯で噛まれたりしないよう注意が必要です。

バケツからタチウオが飛び出してしまった時は、前記のギャフをタチウオに刺して拾い上げバケツに戻す方法もありますが、フィッシュグリップで掴む方法が手軽で安全でもあります。

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フィッシュグリップは、タチウオのエラから差し込み写真撮影時にも便利です。

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また、船の移動中などに揺れに注意しながら、キッチンバサミを使ってバケツの中でタチウオの頭を落し、細い尻尾も落とし、肛門からハサミの先を入れ開き内蔵を取り除き、概ね2つに切ってビニール袋に入れてクーラーへ仕舞います。

こうすると帰宅後が楽で、クーラーの水に直接触れないまま冷蔵されているタチウオを小分けしてそのまま冷蔵、冷凍することができます。
また、高温期は、生ゴミとなる魚のアラが臭いを発してしまうことがありますが、船上で処理をしておけばその問題は皆無です。


美味しいタチウオ、夏場の小型は干物にしてもオツで、ある船長さんは「細い身だから三つ編みにして天ぷらにしてみな、ウマイよ~~!」ともおっしゃられていました。
個人的には塩焼きがタチウオの持ち味を生かすかなとも思いますが、釣り人の特権である、釣ったその日の刺身も絶品、何にしても美味しいタチウオです。

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