船長がポイントの真上まで釣れて行ってくれる船釣り。
サーフからや堤防などから仕掛けを投げる距離には限りがあり、船釣りはそこのところが最大の利点ではないでしょうか。

しかしながら、風が強ければ波が立ち、波やウネリが大きくなる程に翻弄されてしまう船。ポイントの直上には行けるものの、その揺れが仇となることもあるかと思います。

自論ですが、「船の揺れを制すればアドバンテージが上がる」と考えていて、独自のゼロテンパーミングはそんな観点から生み出されたテクニックでした。

「揺れる船上」を陸上で模すことは難しく、低い椅子に乗り降りしながらゼロテンパーミングの精度を上げる練習をしたこともありましたが、定期的に不規則を織り交ぜ複雑に揺れる船上を完全に模すことはできません。

ですから釣り教室などでは、船上でアタリが遠のいた時など、家に居ては出来ないゼロテンションキープの練習をおすすめすることがあります。

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また、自宅のテーブルに向い、何回となくPEラインとリーダーのノットの練習をし、その完璧な結節に1人満足し船に乗り込んで行きます。

船ではラインが不意の高切れ、早速練習しておいたノットでリーダーを結節しようと奮闘するのですが・・・

揺れる船上で風も吹いている為、しなやかなPEラインは弛んでいると風の向くままになびいてしまうものです。

僕は以前、自宅にあった扇風機2台を目の前に置き、風を「強風」にして首振りにしノットの練習をしたことがありました。

船にあり陸上にないものは、その定期的かつ不規則な揺れで、当然野外であるため風があり、指がかじかんでしまう極寒の季節もあり、時には雨が降っている場合さえ想定できます。


折角の休日、乗船料を支払い乗り込む船。たとえアタリが無く釣れない時でも、船でしかできないことを常に試みたいものです。

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【カワハギ釣り教室 at 池田丸さんのご案内】

神奈川県腰越の池田丸さんにて、9月6日(日)にカワハギ釣り教室を開催いたします。

詳しくはこちらをご覧いただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。