早朝、とある船宿さんでカップラーメンを食べている時の会話・・・


りょう:昨日は良かったですね~、船長。今日も期待しちゃいますよ~

船長:そうなんだよ林さん。昨日は物凄い反応でさあ、3連荘5連荘、8連荘位してたお客さんもいたよ~

とは、ある年のマルイカ釣りのことで、どこでも好釣果が記録されている折りのことでした。

話しは続き・・・

船長:まったく、あんな凄い反応は、今まで見たこと無いって言っていい位だよ。

りょう:そうですか! 昨日はどんなスッテに乗っていましたか?

船長:どんなんでもいいよ、何たって、凄い反応なんだからさぁ~!


と、「凄い反応」のところで目を見開き、手振りを交えながら、まだ夜も明け切らない宿で熱演を繰り返す船長なのでした。


いざ乗船!

手返しが良い直結仕掛け、それももっと手返し重視で4本スッテにしようかなどと準備しながら、先程の船長の熱演が頭を過り、1人ほくそ笑んでしまうのでした。

さて出船!!

ポイントまでは10分と走らないで到着。

ゆっくりと船を回す船長。

リバースギアの音、「はいどうぞ」の声が早いか、オモリを投げ入れるのが早いか、ラインは真直ぐと水底に向ってまっしぐらです!!

ラインが10m、20m、30mと出て行き「着底したらゼロテンで」と、その瞬間を待っている時、何と船長より驚愕のマイクアナウンスが・・・


「はぁ~~(ため息)、反応が無くなっちゃったなぁ~。今日はダメだな~、これは・・・」


って、船長・・・、まだオモリも着いていないのに~~(泣)