DFTWとは、「DAIWA 船 テクノロジー WEEK」の頭文字を取ったもので、4月19~24日迄、キャスティング港北店さんで開催されている、その名の通り、DAIWAの技術を集結した、船釣りイベントのことです。

僕は同船最前線ブロガーの堀江さんと22日に担当させていただき、仕掛け作り講習やトークショーをさせていただきました。

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仕掛け作り講習では、日頃開催させていただいている「仕掛け作り教室」さながらに、オリジナルのカワハギ仕掛けの使用法、特徴、作成法をお話しさせていただきました。

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最後はお約束のDVDを、ご希望の方にお渡しさせていただきました。


さて、お次のトークショーの題目は「釣り座・風向・潮と釣りの関係性」について、東京湾を例にし述べさせていただきました。

その中で冒頭、「船と風向き」について述べさせていただきました。


釣り船は船尾にマストを立て、そこに、狭い角度で2枚のスパンカー(帆)を張り、そこに風を受け、風見鶏のように船首を風上に立てます。

これは、横から波が来ると、船の全長に比べて幅は狭い為に、揺れが大きくなり不安定になってしまう為で、船首側から波を受ければ、航行中のそれとかなり近しい状態となり、船は安定します。

ですから、ある程度風がある海上では、スパンカーを張り、船首は風上を向いている状態となるのです。


その状態で、船のどこから潮が流れてきて流れ去るのかを考えます。

例えば左舷舳から潮が当ってきて、右舷艫に流れ去るとします。

船が定点に止っていれば、ラインが右舷艫方向に流されてしまうことが想像できます。

流し釣りでは船長が、ポイントの潮上に船を回し、概ね潮と同じ流れ方向に船を操船、ポイントをトレースして行きます。

ですからこの場合は、右舷艫が潮先となり、一番に新しいポイントに入って行くことになります。

腕の良い船長ほど、流しながらラインが立ち、それを早め早めに細かく補正して行くため、ごく僅かではありますが、潮先とは反対側、この場合だと左舷舳方向にラインの角度が付きます。


また、マストは高さがある為、河川からの出船で、低い橋を潜って航行する場合は、根元で折れて倒せるような構造になっていています。



潮の流れに影響を及ぼす要素 【DFTW 中編】に続きます