とある朝・・・

マゴチの船に乗る為に、前日の夜に「明日の風は・・・、マゴチのポイントの潮の流れは・・・、」と、潮先の釣り座を導き出し、もしそこに先行者がいた場合はと、二番煎じ、三番煎じの釣り座もと考え向かう船宿。

その頃はスクーターで船宿へ通っていて、1人ハンドルを握りながら、そのワクワク感、そしてウキウキ感を楽しみ走って行ったものでした。


湾奥ではこの季節、通常の朝出船の他に、夕方出船の夜アナゴ釣りであるとか、夜メバル釣りの船を出す船宿さんもあります。

その船宿は一艘の釣り船があり、朝出船が帰港した後、また同じ船が夕方出船して行くのです。

そうなのです、朝出船のマゴチ釣りにの船に乗るのは、アナゴ釣りにベストな釣り座を選びたいことが第一にあり、マゴチ釣りを楽しみながら、刻々と変わって行く風予報と風実況とを携帯で見比べながら釣りをしたものでした。


川筋から出船のその船、マゴチの帰港中河口から川に入って行くと、その後、僕を含めたアナゴ釣りにも乗る方々はしきりに、「ねえ、林くんは今日、どこ(の釣り座)に乗るの?」や、「座るとこ早く決めてよ~!」など聞き囃され、僕は桟橋ギリギリまで携帯とにらめっこ、1番有利と予想できる釣り座を指さすのでした。

そんな、楽しい苦労を経て獲得する釣り座なのですが、自然は気まぐれなもので、予報と全く違った方向から風が吹いて来たり、上げてくる筈の潮が上がって来なかったりと、折角の釣り座が潮裏になってしまうこともしばしばなのです。

でも、そんな時はもう腹を括るしかなく、その釣り座でどうやったらベストなパホーマンスができるかなど、色々と試したものでした。


その話はまたの機会に書かせていただきます。