【アナゴ考2・遊動丸オモリ<前編>】より続きます


さて実釣! ポイントにてフィールドテストです!!


先ずは乗船、一番最初に作った遊動丸オモリを船長に見せたら・・・ 

「こんなの釣れないよ」と、そっけない反応・・・。

実際に使ってみると、釣鐘オモリのときと比べ、アタリが大きく明確に出て、イソメの先端を食っているアタリと、鈎先がアナゴの口の中に入っている、いわゆる本アタリとの違いも明確に分かりました、それもオモリを海底に着けたままでです。

顔見知りの常連の方に使ってもらうと「アタリが出すぎて早アワセになっちゃうよ」とのことでした。

そしてこのオモリ、【アナゴ考1・仕掛け編】の仕掛けと共に、穴子釣り3シーズン目初日から使い、3度連続60本オーバーの釣果、4度目の乗船が50本台だったと記憶しています。

思い返せば、この丸オモリでの釣り方が、僕のゼロテンション釣法の原点だったのかも知れません・・・。


ただ、この遊動マルオモリにも欠点があり、長浦から湾奥にかけてのアナゴのポイントは泥底が多く、小突いていると、オモリが泥に潜ってしまいます。

そこで、泥底のポイントでは、泥に潜り辛い釣鐘オモリを誘導にしたもので対処しています。
また、底を「コツコツ」感じながらの、手に伝わる小突きの感じも、釣鐘形の方が海底で角が立つのでしょう、ハッキリと分かります。

使い方は、2本鈎の仕掛けのスナップを、オモリから出た短い方の丸カンに取り付けるのですが、その上に点滅ライト(後記いたします)が付くので、ちょいと投げたとき、オモリを中心にライトと餌が回ってしまったり、掛けたアナゴを取り込むときオモリより上を持ってしまうと、船上で外すときなどバランスがわるく手前マツリをすることもあり、決してさばきのよい仕掛けではありません。


遊動丸オモリの作り方は、まず中通し丸オモリの上下の穴を、通した糸がスムーズに動くよう、ナイフ等を使って丁寧に面取りします。

面取りした穴の片方に小さなビーズをはめ込み、瞬間接着剤で接着します。

釣具店にある「仕掛け糸」をビーズの付いたオモリに通し、両端に丸カンをスリーブ止めします。
「遊動することによっての擦れに強い」、「ケースの中に入れて持参しても折りグセなどが付かない」、「ハリ先が刺さらない」などの理由から仕掛け糸を使いました。

ビーズのある方の糸を短く八の字結びをします。この結び目がビーズに通らず、強くアワセをいれたときでも、スリーブがビーズに食い込むのを防ぎます。

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【アナゴ考4・点滅ライト、リーダー、PEライン<前編>】へ続きます



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今年は復調模様のアナゴ釣り、テクニカルな釣り、そして抜群の食味です。

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皆さまのご参加をお待ちしております。