【アナゴ考15・ここでもう一息・大アナゴ釣りの話し≪後編≫】より続きます


さて、船が波の揺らめきにやや遅れながら緩やかに揺れ、地平線に夕日が沈んでいく間詰め時・・・

ライトが灯り、東京湾はゆっくりと、夜へと移ろってゆく・・・
 
暗くなってからの寸時がアナゴ釣り最大の時合いとなり、オモリの号数もバッチリ、ゲストのシロギスが眠りにつく頃、きました、右手の竿に変化が!
 

小突いているときの微妙な重さの変化、同じ重さの2本対の竿で釣るからこそ分かる「前々アタリ」です。

もし右の竿にきた「前々アタリ」を察知できたなら、右の竿は状況によるのですが、ゼロテンションで止める、又は小突き続けるなどして、ハリ先がアナゴの口の中に入った、アワセを入れれば掛かる「本アタリ」を聞く準備ができます。
 
でもこれには経験がモノを言うところが大きく、神経を研ぎ澄まし、正確な小突きを繰り返すことで習得、凪の日ほどよく分かるものです。

 
名人クラスの方と背中合わせになったときなど、「居るぞ居るぞ、右右(前々アタリが右の竿に感じる)、ほら食った(本アタリ)、よしっ(アワセ)」のような具合に、自分にアタリがないときなど、水底を見抜いているような解説付きの一連のアワセ動作に、ついつい焦ってしまうものです。



【アナゴ考17・実釣アタリ、アワセ編≪後編≫】へ続きます