【アナゴ考18・実釣取り込み、手返し編】 より続きます


一見テクニカルそうなアナゴ釣りですが、タナは終始底であり、勘所を掴めばそう難しいということはありません。

海底で小突かれている仕掛けをの状態を把握し、アタリが出たら、アナゴはエサのどこを食べているのかをいかにイメージしてアワセに繋げるかを考えながら釣り進めることが肝要だと思います。 


今回 RYO'S METHOD ブログに、この最終章を含め19編の【アナゴ考】を連載させていただきました。

アナゴ考は、僕のアナゴ釣りのエッセンスを文章にしたものですが、今回の掲載に関して、過去の自分が書いた内容に加筆しながら、あらてめて再確認させられる幾つかの事がありました。

また、今年はアナゴが復調し、念願のアナゴ釣り教室を開催させていただくこともできました。


アナゴはエサ盗り(あえて「取る」ではなく「盗る」)が上手い魚で、以前釣り雑誌の中で「カワハギ、フグ、アナゴは餌取りが上手く、技巧御三家と呼ばれている」という記述を読んだことがあります。

僕はなぜか、えてしてそう言った魚種の釣りに嵌り、自らを奮い立たせ、狭くではある反面、深く釣りを探究してきました。


今年、アナゴ釣りを始められた方も多いかと思われます。

いつも状況が違う釣りのこと、中々結果として表れないこともありますが、そこは根気よく、制度の良い小突きを続けるかのように、真直ぐに、精進していただけたらと思います。

その先に、必ず光はあるものです。


江戸前にアナゴは食味も最上、釣りから帰宅し白焼きで一杯など、釣り師の特権に是非浸っていただけたらと思います。