もう10年以上前になるのですが、ある釣り大会(カワハギではなく)に初めて出場したのでした。

その大会は、予選を2船で行いましたが、その2船は、全く別のポイントを攻めていていました。

決勝には、釣果匹数で多い順、すなわち数釣り大会だったのでした。


さて、戦いが終わり表彰式、決勝進出者の名前が呼び上げられました。

決勝には7名進出なのですが、僕が乗った船は釣果が振るわず、別船から6名が決勝に、僕は自船で1人、決勝に残ったのでした。


でも、考えてみると、横取り方式でなければ、ルール的に不公平なのは明確、決勝に進出したものの、何かしっくっりとしない感じでした。


決勝当日を迎え、会場となる宿に向うも、その決勝大会を開催した宿の常連釣り師が、予選に出ていないにもかかわらず、飛び入り的に決勝大会へ出場、何と優勝してしまったのでした・・・

「何だこれ? 真面目に頑張って出場したけど、釣り大会ってこんな仕組みなの??」と、不快感と怒りを露わに、「もう釣り大会には出ない」と思ったものでした。


それから数年が経ち、まだ湾奥ではカワハギ釣りが始まらない夏、釣り船で隣合わせたある方から、「林くんはカワハギ大会は出ないの? DKO(ダイワ カワハギオープン)って知ってる? 今年は、シマノも大々的にカワハギ大会を催すようだよ」とお聞きしたのでした。



初めてのカワハギ釣り大会 ≪後編≫ に続きます