仕掛け作りが好きな釣り人は、ハリにハリスを巻くのも自分でするもので、僕もそんな釣り師の1人なのです。

カワハギ釣りのハリは、海釣りの中では小さな部類に属し、ハリを結んだ後、実際のエサ付けで、チモト部分をこねくり回していると、ヒゲが結び目に押し込まれるように入ってしまうことがあり、結果結びが緩み、カワハギを掛けた後に、ハリがハリスからスッポ抜け、ブタのシッポのようになったハリスに苦笑い、なんてこともありました。

実はその「ブタのシッポ現象」は、2008年の、シマノ探検丸カワハギグランプリの決勝でも発生していたトラブルだったのでした。

そんな中、スッポ抜けが無い、何か良い結び方は無いものかと思案、ヒゲをハリの軸に数度絞め込むように押さえる結びである、南方延縄結びに行きついたものでした。


そのカワハギバリは、現在ダイワからは、ハリス付きのハリが主流になりましたが、今でも自分で結ぶのが嫌いではない僕は、夜な夜なハリスを巻くことを楽しみとしています。

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そこで思うのですが、鋭く刺さりが良いハリは、袋から取り出す時や、ハリスを巻いている時、期せずして指先に、纏(まと)わり付くように、全く痛さもない程極浅く刺さります。

そんなハリを巻いている時は非常に気持ちが良く、思い通り釣れ進む自分の姿を想像してしまったりするものなのです。

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