リーダーは短い方が良い? <前編>より続きます


また、短いリーダーの利点は、カワハギ竿や湾フグ竿など、竿先のトップガイドから穂持ちにかけて小さなガイドが細かく並ぶ竿の場合、ラインとリーダーの結節部が、その小径のガイドに入り込んでしまう長さの場合、特にキャストする場合など、結節部が小径ガイドに早いスピードで当りながら出て行くわけで、時には結節部がどこかのガイドで止ってしまったりと、釣りのテンポを削がれてしまうことと同時に、ガイドに対するダメージも懸念されます。

ですから

リーダーは短めに、キャストする時にトップガイドより結節部が外に出ている長さで良いのかも知れません。

また、微細なアタリを取る魚種の場合は、海中で、横からの潮の抵抗がある太いリーダー部は短い程有利となり、感度の点においても、伸び辛いPEよりも伸び率の高いフロロの長さは短い程良いわけなのです。


ただ、ロッドを竿休めやキーパーに掛け、ポイント移動中に船が旋回、様々な方向から風が来る場合には、リーダーが短いと、柔軟なPEラインが穂先にまとわりつくように巻いてしまい、開始の合図でリールのクラッチを切るも、オモリが落ちて行かないといった状態になってしまうことがあります。

こんな時はリーダーを長めに、トップガイドよりリール側に入り込む迄の長さがあれば、張りのあるフロロカーボンのこと、穂先へ絡む確率は減るものです。

また、よそ見をしながら仕掛け回収の為リーリングをしている時など、リーダーが長ければ、その結節部がトプガイドに触れながら巻き込む挙動でリールを巻く手を止められることもあり、竿先の破損防止に一役買うことも書き加えておきます。


ご参考までに

釣り教室で「リーダーの号数が分からない」といったご質問をお受けすることがあります。

あくまでも目安ですが、「PEラインの4倍位の号数」を基準としてみて下さい。

ちなみに僕は、PEラインの0.8号を使うカワハギ、湾フグ等ではフロロの4号を、PEが1号の場合は5号をリーダーとしています。


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