釣りを揶揄する言い方に、「糸の片方に魚が付いていて、もう片方にバカが付いている」という記述を読んだことがあります。

「釣りバカ日誌」という漫画が映画になり、ドラマにもなり、「釣りバカ」とは「親バカ」と意味合いが似ていているのでしょうか、「バカ」と付くのですが、言われた本人たちの目尻は下がるものではないでしょうか。


釣果にこだわらず、純粋に釣りを楽しむことも良いものですが、単純では、良い結果でもそうでなくても、次に繋がる事柄が見つからないものです。

「単純」の反対語は「複雑」ですが、釣りを深くまで考え、その結果を踏まえての、次の釣行に向けて得られた事は、小さな事であっても発見であり、それが今後新たなメソッドとなって花開くかも知れないのです。


どれだけ深く考えるか

「どれだけ深く考えられるか」とも言い替えることができると思います。

釣りを思い計るには、釣り歴である経験値、それも、毎回の釣りとどれだけ洞察深く向き合っているかの蓄積が大切な要素となります。

「釣れないから面白くない」と思う心情は、単純でありもっともなことなのですが、では「なぜ釣れないのか?」と考えたことはあるでしょうか?

仕掛け担当者でもあるダイワの宮澤さんはきっと、僕らより釣行回数が多く、それも、毎回思慮深く釣りに臨んでいることが想像に違いません。

ですから、初心者からベテラン釣り師まで使え、効果的な仕掛けを生み出せると思うのです。


どんなに深く考えても考え過ぎということは無く、一度それを形に、例えば仕掛けにして試してみればリスクは伴うものの、考えの上ではノーリスクなのです。

そうして深く考えた事を、いざ釣り場で試してみることも多いのですが、その殆どが上手く行かないもので、また次の工夫に想いを巡らすことになることも多いのです。


ただ、深く考えて実釣でテスト、それによって洗練されてきた仕掛けは強い武器となり、カワハギ仕掛けしかり、湾フグ仕掛け、タチウオ仕掛けしかり、アナゴ仕掛けもそうで、従来の仕掛けの概念を覆したものもあり、しばし爆発的な釣果を上げたものでした。


深く考え自らで叩き上げた仕掛け、スキルなどで釣り上げた1匹は格別なもので、その喜びを次の釣行に繋げながら、毎回僅かながらでも先へ進めたらと思っています。



【釣り教室の予定】

10月7日(Sat) DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(満船御礼・キャンセル待ち)

10月9日(Mon) 追加日程DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(募集中)

10月14日(Sat) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん(募集中)

10月15日(Sun) エギスミイカ釣り教室 at 吉久さん
(募集中)


   【RYO'S METOD How To DISC & Sticker】

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