船釣りでのキャスト <前編> より続きます


船上でいざキャストする時、先のメカニカルブレーキの調整後、カワハギ釣りであればトップガイドからオモリ迄を1m位に短く取ってオモリを掴み、親指でクラッチ切りながらスプールをサミング(親指の腹でスープールに巻いてあるラインを押さえる)します。

次にロッドを海面に向け下向きに、ロッドの弾力を使う為に左右の腕を開きながらロッドを引き絞り、アンダースローで投げます。

オモリはややフライ気味に、40度位の角度で飛んで行く時が一番遠くに飛びますが、横からの風が強い時などはライナー気味に、低い弾道を意識します。

キャスト直後は、サミングしていた親指を完全に離しますが、弾道が海面から一番離れた時点位から失速し出しますので、親指を間欠的に、具体的には1秒間で3、4度軽くスプールに接触させバックラッシュを防ぎます。

また、着水時には仕掛け、特にハリ付けされたエサに大きな抵抗が掛かります。

このショックでエサが取れてしまっていては、遠投しても本末転倒なのです。

そこで、着水寸前で完全にスプールを止めてしまい、海面直上であたかも仕掛けが一瞬止まるような瞬間を作り出し、そこから着水させるとエサへの負担が少なくなります。


また、キャストするとラインが出ている分、風が強い日には空中でラインが風にはらみ、潮が早い日、2枚潮の日には、海中のラインが吹かれループになります。

ですのでオモリ着底後は、一旦オモリを切り、ラインをより真直ぐにするように心掛け、カワハギからの小さなアタリを見逃さないようにすることが大切となってきます。


後はオモリをさびいてくるなり、ロッドを倒しながらラインを巻き込み、そこからロッドを大きく煽ってリールを数巻きしてのカーブフォール等、様々な釣り方で広範囲を探れることになります。

でも、根掛りの多いポイントではキャストは要注意、飛距離が出れば出る程根掛りのリスクが高くなってしまうことも覚えておきましょう。


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