先日「りょうのりょうり」は牛スジモツ煮込でしたが、読んで字のごとくスジ肉と、胃や腸などのモツを使い美味しく出来ましたが、今回は牛ハツを使った湯引きをご紹介しようと思います。
ハツは赤身で良質なたんぱく質でヘルシー、安価な肉なのです。
さて、そんな牛ハツを使うのですが、先ずは薬味となる玉葱を刻みます。
玉葱は茶色い皮を剥き縦割りにし薄切りにします。
これで半個分、1人前の分量ですが、これを更に2つに切り分けます。
この状態をザッとほぐして皿か小鉢に取っておきます。
さて、パックから取り出した牛ハツは食べやすい大きさに切り分けます。
今回買い入れたハツは長めでしたの3分割しました。
鍋に湯を沸かし、この大きさの鍋で大さじ1杯位の塩を入れ、再度沸騰したら一気に切り分けたハツを入れます。
火は強火で、ハツ同士が重ならないように手早く箸でかき回しながらそう・・・、表面の色が変わって中が生の状態、ステーキではベリーレアの状態でザルに引き上げます←ここがこの料理で大切なところです!
その間1分位でしょうか、
ハツを入れて再度沸騰してしまっては火の通し過ぎとなってしまいます。
お湯から上げるとこんな感じ、ほんのりと赤身が残っている感じです。
数分置いて水が切れたら、できたらキッチンペーパーの上で転がしながら1つ1つ水分を拭き取って行きます。
ハツを盛る皿には、折ったキッチンペーパーを敷いておきます。
そこにどど~んと、茹でたハツを盛るわけなのです!
さて、まだ湯気の上がる温かなハツと、大き目の小皿にあわ漬け醤油、最初に作った玉葱を用意します。
あわ漬け醤油の向こう側から玉葱を入れて行き・・・
そう、小皿の中で、玉葱の浅漬けを作って行くわけなのです!
その玉葱の浅漬けをハツにのせながら頬張ってみて下さい!
ビールに、酎ハイに、日本酒にもたいへん合うこと請け合いです!
玉葱の代りに大蒜のスライスでも結構、あわ漬け醤油に胡麻油を垂らせば中華風に、
醤油の代りに胡麻油塩でも良いかも知れません。
年末年始、こんな肴も一興ではないでしょうか。