スプールが固定してあり、ラインがスパイラル状に放出されるスピニングリールに対して、スプールが回転しながらラインを放出、又は回収するのがベイトリールになります。

どちらのタイプのリールでも、ドラグを効かせながらラインが出て行く時もスプールが回りますので、ラインの巻き込み時とドラグを使う時に、スプールへの糸巻き量が密接に関係してきます。

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スプールの芯の径が1cm、軸の中心より外側までが3cmとすれば、芯からスプールエッジまでが2cmということになり、その間にラインを巻き取ることになります。

ただ、ラインを少なく、軸から1cmしか巻かないとすれば、ラインからスプールエッジまでが1cmあることになり、リールの性能を十分に発揮できない状態となります。

なぜか?

それは、リールのハンドルを1回転するとスプールが何回転するかというギア比がありますが、6:1のリールでは、ハンドル1回転でスプールが6回転します。

先の糸巻き量では、スプール1回転で、巻いくことのできるラインの長さを出すには、直径×3.14の公式に当て嵌め
①3×3.14×=cmとなり、6:1のギア比では、ハンドル1回転で 56.52cmのラインを巻けることになります。

ですが

スプールエッジ一杯までラインを巻いた時はどうでしょう?

②5×3.14×6回転=94.2cmとなります(この長さは計算上であって、実際の巻き上げ量ではありません)。

その差は 94.2cm-56.52cm=その差は37.68cmとなり、同じリールでも糸巻き量によって、ハンドル1回転で巻き取れる長さにかなりの差がでてきます。

また、糸巻き量が少ないと、ドラグを効かす時にも、より大きな力が加わらないとドラグが作動しないことになり、滑らかにラインが出て行くことは望めないかも知れません。


リールの性能を発揮させる糸巻き量 ≪後編≫ へ続きます


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