チラシバリ仕掛け誕生物語 <前編>より続きます


また同時期、まだ湾フグ釣りの初心者、修行中の身であった僕は、その宿に通う常連さん、名手の方々ともお近づきになり情報交換、すなわち釣り談義をさせていただく機会をしばしば持つことができたのでした。

そこで、宿1番の名手の方は・・・

「エサバリに付けたエビでフグを誘って、フグがエサに向ってくる時の挙動、そう、それは、フグの腹がカットウに触れたりする感覚をアタリとして捉え、フグにエサを食べさせずに掛けるんだよ。分かるか? それが湾フグ釣りの真骨頂だ!」

と力説していたのでした。

でもその名手の方、確かに実釣で釣果は上げるのですが、実際にはフグにエサを齧られたり取られたりしていることも多く、その理想と現実にはかなりの隔たりがあることを船上で垣間見ていたのでした。

そんな事がありながら時は過ぎ、先に書かせていただいた仕掛けと出会ったのです。


アカエビの剥き身を切り取った尾羽の方から親バリに付けると、太い部分はハリから離れることなります。

またフグの歯は、上下2枚ずつになっており、その歯はまるで爪切りの刃のように鋭く、噛む力も強く、細めのハリスではいとも簡単に切って行ってしまします。

ですので、誘いを入れた後、海底に横たわった親バリから離れたエビの端を、その爪切りのような歯でサクッと食べて行くと、柔らかなエビの事、穂先に目感度としてアタリが出難いと考えたのです。

そこで

①名手でもエサを盗られること

②摂餌の時の挙動が物凄く小さい事

この2点が湾フグ釣りの仕掛け作りでは重要と考え試行錯誤が始まったのでした。


チラシバリ仕掛け誕生物語 ≪後編≫に続きます


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