夜行性のアナゴはおそらく、主に嗅覚、聴覚などを頼りに行動、補食すると思われます。

特に匂いに敏感に反応し、視覚はいまひとつと思われますが、夜行性ゆえ、光の明暗への反応へは鋭いものがあるのではないかと考えています。


もう20年近く前になりますが、この写真より大型の点滅ライト(水中に入れると自動点滅)を夜アナゴ船に持ち込んだ貸し竿組が好釣果だったのです!

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これを見逃すはずのない新し物が好きだった船長、早速ライトを購入、常連の方達に使っていただいたのでした。

僕は「ケミホタルでもいけてるじゃん、大きくて重いライトを付けるより軽いケミの方がアタリが明確に出るはず」と、使わなかったのでした。


とある夜、船宿さんの常連のある方と潮先の艫に背中合わせに座り「点滅ライト Vs.ケミホタル」というセッティングが自然に出来上がってしまいました。

さあ沖へ出て勝負・・・、いや、検証です。

僕の方にやや潮が入っていて若干潮先でした。

釣り終了、結果、一本か二本差で点滅ライトに軍配が上がったのでした。
 

その夜の帰りに「点滅ライト、僕にも売ってくださいよ、船長!」と言うと「いいよ、桐の箱に入れて一本5000円でいいよ」と大笑いしていたのでした。


時は過ぎ、現在は小型のライトになりました。
これは一灯式と二灯式があり、色も写真の夜光の他、透明青、透明赤、透明黄色などがあります。

このように、上から点滅ライト、誘導マルオモリ仕掛けの順に繋げて使用します。


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実釣中、オモリの号数交換、ライトの色交換は、それぞれ上下のスナップにより行えます。

また、潮の早い日など、ライトを吹き流しのように、マルイカ仕掛けの直ブラのようにセットして使うこともあります。

確かに点滅ライトは有効なのですが、使う前によく調べておかないと点灯しないもの、何回も使い光量が少なく暗いものなどがあり、まれに浸水して故障してしまうものもあります。



【アナゴ考5・リーダー、ライン編】に続きます


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