先日終了した【アナゴ考】ですが、多くの方にお読みいただきましてありがとうございました。

それに続き、これもテクニカルな釣りの代表格、湾フグ釣りを考えてみたいと思います。

やはり以前書いた文章に大幅加筆、編集して連載させていただきます。

よろしければアナゴ考同様お読みいただけたらと思います。

よろしくお願いいたします。



湾フグ釣りを始めた当初、ある釣宿の名手の方がこう言っていたのです・・・ 

「誘いをかけてエサに寄ってきたフグが、カットウバリに触れるのを察知して、エサを食わさずしてフグを掛ける、これが湾フグ釣りの真骨頂!」と話していたのです。

その方、確かによくフグを釣るのですが、それに比例して、フグにエサを齧り取られていたのです。

まさに「言うは易し行うは難し」で、経験豊富で腕の立つその名手の考え方は最もで、格好のいい釣りなのかも知れませんが、実際はフグの方が何枚も上手だったのでした・・・。


「ただでさえアタリの小さな湾フグ。
外房のように、エサに固いところがあるアオヤギを使えば、それをフグが噛み切るときにアタリとなって出るだろう、それに、潮が緩い時が多い大貫沖より潮の流れも速いはず、流されながら摂餌すればアタリも出やすいはず」


と、拙い経験からも様々な考えを巡らし、小さいアタリをより大きなアタリとして出す工夫を始めたのでした。


まず、大きなのアカエビの剥き身一本を、大きな親バリに付ける従来のスタイルを再考したみました。

親バリにエサ付けした状態を考えてみると、エビの尾の長さの半分位はハリがなく、いわゆるタラシなので、そのタラシの先端を食いに来たフグのアタリは出にくいのではないだろうか・・・。

なぜか?

生のエビの尾は柔らかく、クチバシ状で、爪切りのような鋭い歯でサクッと噛み取ることが考えられるからです。

また、エサを食うときのフグの体制が崩れにくい潮のきかない海域、言いかえれば、フグがエサを居食いしやすい環境=アタリの出にくい環境での釣りとなります。

そこで実際に、ハリから離れているエサの先端部分をサクッと噛み取って行くのでは、やはりアタリの出方は微細なものになってしまうと考えたのでした。



【湾フグ考2・チラシバリ仕掛け≪後編≫】へ続きます




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