【湾フグ考1・チラシバリ仕掛け<前編>】より続きます


前編の内容を考え実行してみたこと、それは親バリをサイズダウンして3つに分散、エビを3つに切ってエサのボリューム自体は変えず、それぞれのハリにエサを縫い刺してみるということでした。


こうすることにより、フグが食いに来たエビのすべてにハリがあり、摂餌→アタリ、になりやすいこと、真ん中のエサを食いにきても、一番長いハリスがそのエサの近くにあるわけだから、その硬いハリスにフグの歯が当たれば、仕掛けの微細な移動=目感度アタリ、ハリを噛む挙動=手感度アタリと捉えられると考えました。

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この仕掛け、以前浅草釣具さんからのご依頼をいただきひな型を作製、好評に付き品切れ続出でした。


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その後、数社の仕掛けメーカーから発売され現在に至っています。


実際の釣りでは、アタリがあれば即アワセ、親バリがフグの口に掛かっているか、掛かっていなければ、アワセによって後からくるカットウがフグを掛けてくれます。

また、カットウの糸にはハリス止付きサルカンをスリーブ止めして接続、カットウが根掛かりした時に捨て糸が切れ、細いPEラインを高切れさせることなく、予備の捨てカットウに付け替えるだけですぐに釣りを再開することができます。

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チラシバリ仕掛けのパーツですが、カットウのイトはフロロ8号、12号のハリス止付きサルカンに、カットウバリの捨て糸は3号です。

親バリは、オモリに1番近いハリが太軸のマルカイズ15号、後の2本は12号前後の太軸マルカイズ、ハリスはフロロの5号で、0.6mmの硬質夜光パイプを通してあります。



3本のハリは予めペンチなどでカエシを折り取っておきます。

そのカエシの折れ残りで、外れにくさには十分な効果があり、掛けたフグを外すのも楽です。

それらを1まとめにし、プレッサーを使いスリーブ止めします。

仕掛け上部のチチ輪にはビーズや模造真珠などを通し、オモリと仕掛けの直接の干渉を防ぎます。

そして、アタリをより大きく出すために、オモリもできるだけ軽くします。


このオリジナルのチラシバリ仕掛けにご興味ある方は、その仕掛け作りを収録したDVDもご用意させていただいております。




次回は、カットウバリ単体を扱った「カットウバリ編」です。


【湾フグ考3・カットウバリ編】へ続きます



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