【湾フグ考5・オモリ<前編>】より続きます


これはナツメ型のオモリです。


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丸型とナツメ型では、中通しの穴を真上にして上から見た時の影(投影面積)の大きさが違ってきます。

同じ号数(体積)なら丸型の方が大きく、ナツメ型の方が小さくなるわけです。

投影面積が小さいほうが潮の流れの抵抗を受けにくいので、個人的には8号位を境に、潮が緩めの時は丸型を、早めの時はナツメ型という具合に使い分けています。

双方アタリの出方も微妙に違ってくるものです。

左は夜光、右はケミブライトという、やはり夜光です。

夜光は、濁りが強く雨天や曇天などで、フグが生息する海底付近の光量が少ないと思われるときに使用しますが、オールマイティーな感もあります。


これはタングステンのタイラバ用のオモリを比較したものです。

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どちらも10号ではありますが、鉛の1.7倍の比重があるタングステンのこと、これだけの大きさの差が出てきます。

ここでアタリを考えてみると、フグがエサを食べながらオモリを移動することによって(目感度)アタリとなるのですから、その際、オモリが同号数なら、潮を切って動くオモリの体積は小さい方がアタリが大きく出ます。

ということは、タングステンのオモリの方がアタリが大きく出ることになるのです。

そういったタングステンのオモリは、アタリがごく小さなときに試してみる一手になるかも知れません。

ただ、表面積も小さい分アピール度も小さくなること、キャストしての釣りの時は誘い下げである沈下が早くなってしまうことが上げられます。

ただ、上記のタイプは、仕掛けの糸を通す穴が2ヶ所あり、一方は沈みが遅くなる位置に穴があるため、仕掛けの沈下スピードをコントロールでき難いキャストしての釣りではそちらに通して使用するといった手があります。


またタングステンには様々な色や形があり、潮色や天候により、ルアーローテーションのように色々とチェンジしながら釣り進めることも楽しいものです。

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最後にオモリは、軽いもの=小さな号数の方がアタリが大きく出ますが、そこを考え逆に小さすぎては、海底で仕掛けが動いてしまい、アタリを減らしてしまうものです。

迷ったら重い方のオモリを選んで、確実にアタリを出す方が良いかも知れません。

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【湾フグ考7・ハリ先は鋭く】へ続きます


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