魚の活性に影響を及ぼすもの ①潮 色 より続きます


〔水 温〕

湾に注ぎこむ流入河川は海よりも浅いため、真夏だと海よりも水温が高くなりやすく、冬だと海よりも低くなる傾向にあります。

ですので湾の奥程、多摩川、荒川、江戸川などの大きな河川=水量が多い があり、湾奥は夏では高温に、冬では低温になります。

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主に水温の変化で季節の移ろいを知るであろう魚たちは、その変化によって産卵をしたり、越冬のための荒食いをしたり、越冬したりしてるのではと想像できます。

では、そいった季節による水温の変化ではなく、こういった切り口で考えてみるとどうでしょう。


たとえばある魚の適水温が18~20℃だったとします。

ここで、生息域の水温がそれよりも低くかったとしましょう。

日々段々と水温が上がって、または何かの原因があり18℃になると、活発にエサを追うようになるというのです。

逆に、高い水温から20℃を経て18℃に下降すると、途端に口を使わなくなるというのです。


また夏の高水温時に、底付近で釣っていた仕掛けを回収すると、オモリが冷たく感じることがあります。

これは何だかの原因で、底付近に冷たい潮が入った為で、そういった時は、前記の適水温を飛び越して水温は下降、魚たちは全く口を使わなくなってしまうものです。

そうなると、その水温に慣れるまで数日かかり、その間難しい釣りとなるものです。


また東京湾では、湾口に黒潮が差しているときは水温が高めとなります。

反対に黒潮が凹型に隣接する時は、湾内の海水が吸いだされるような作用があるのか、冬では低水温となるようです。

黒潮の蛇行の様子は、海上保安庁のこのサイトでご覧になれます。


魚の活性に影響を及ぼすもの ③潮の流れ へ続きます



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