釣り竿、ロッドには調子といって、曲げてみた時にカーブの頂点がどの位置にくるかという要素があります。

ロッドエンドから7、先端から3の所に頂点がくるロッドを「7:3調子」と呼びます。

そんな調子があって、一方硬さがありますので、9:1調子が硬いロッド、6:4調子は軟らかなロッドということではないのです。


また、先端からしばらくの部分を「穂先」、そこに次ぐものを「穂持ち」と呼んでいます。

これはきっと、へらぶな竿に代表される「継竿」の呼び名で、先端の一本目を穂先、それに継ぐものを穂持ちと言うのを当て嵌めたのだと考えられます。


ここで「穂先」について考えてみましょう。

船釣りでは浮きを使わない脈釣りとなります。

脈釣りとは、古くは、城に駆け付けた医者が、身分の高い殿様を診る時、触れることが許されないので手首に糸を括り脈を取ったことからきているようです。

ですので、魚のアタリを脈とたとえると、それを糸を通してほさきが曲がる目感度として、又はロッドを握る掌へ手感度として伝わるのです。

僕の釣り魚種の中で、穂先でアタリを取る釣りは、えてしてオモリを着底させる釣りが多いように感じます。

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ただ、オモリを背負う釣りでは、先端部で軟らかな穂先は全て曲がり込んでしまいます。

そこで、穂先に次ぐ穂持ちで(またはロッド全体で)オモリの重さを背負い、それから曲がり込んで行くことで、又は戻り加減になることでアタリを伝えます。

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釣り方によっては穂先は、そして穂持ちがアタリを出してくれることになります。


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