一昨年のお話し・・・

あまり良い年では無かったのですが、その前年よりはカワハギがいるようで、その数字が釣果に表れていました。

でも、ゲーム性が高いカワハギのこと、少しの環境の変化で途端にアタリを出さなくなったり、アタリがごく小さくなったりしていたのでした。

そんなアタリを目感度で取るには、数あるカワハギロッドの中でも、穂先が繊細で軟らかなタイプに絞り込んでということになります。


そんな時、開発に携わさせていただいた湾フグロッド、メタリア 湾フグはどうだろうかと思い立ったのでした。

湾フグのアタリも、カワハギのそれよりも微細なことも多く、気配もなくエサが盗られていることもしばし、やはり柔軟な穂先が必須なロッドなのでした。


いざ船に持ち込み、カワハギ釣りでメタリア湾フグを使ってみました。

穂先は軟らかくて微細なアタリを出せそうな感触なのですが、10号オモリがメインとなる湾フグですので、穂先に継ぐ穂持ちも軟らかく仕上がっています。

カワハギ釣りで穂持ちがや軟らかいロッドを使う時の注意点は2つ、1つは(オモリを着けての)仕掛けのハンドリングが劣ること、もう1つはフッキングのパワーが伝わりにくいことがあります。

でもまあ、そこは、「使ってみるとこうだろう」を起点とし、そんなところをカバーしながら釣って行けばと思ったのでした。


そして実釣では、実際の差異を味わってみて、メタリア湾フグを使うメリットとデメリットを整理、一昨年はDKOの優勝に導いてくれたウイニングロッドとなったのでした。

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たとえば釣果は優れないかもしれないが、確実に次の釣行に繋がる何かを持ち帰ることができるかもしれない「推測」が立ったら、もちろん同船者に迷惑が掛かることでは無いことを前提に、徹底的に試してみることも、ご自分の釣りのその先の指針になるのではないでしょうか。



 林 良一 facebook        instagram          Twitter


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