はたまたその反対に「フグポイントにカワハギが？」かも知れませんが、湾フグ釣りでこんなことがありました。

湾フグ、それは今時期は主にショウサイフグを指しますが、そんなフグ狙いでのお話しです。


メインポイントは大貫沖となり、その砂地の沿岸の水深10mを切った浅場がポイントとなることが多いのです。

その日はアタリが遠く、船下で粘り強く釣っても、キャストして広範囲を探っても、中々アタリが出ない様相でした。

そんな時船長は情報収集し、よりアタリがある船の近くのポイントを探ったりするもので、その日もそんな情報から沖目に船を出したのでした。


沿岸で釣る場合の倍近い15mを超える水深で始めましたが、開始早々は、トラギスやベラと思われるゲストのアタリが活発にあり、仕掛けを上げてくると、啄まれたエサがかなり小さくなっていました。

エサを付け替え再投入、今度はフグのアタリと違い、細かく何度も食い直すような目感度アタリが出たのでした。


カットウ仕掛けですので即アワセをしますが掛からず、チップ(魚体にカットウが触れる挙動・スレ)はするのですが掛かりません。

「なるほど、カワハギだな」と、その平べったく、ゆえ的が細く、なおかつ硬い皮に覆われているので、カットウで掛けにくいのですが、ヒラを打った途端にアワセに行けば横っ面にカットウが掛る確率が上がります！


そんな夏カワハギを狙いながら湾フグも狙える仕立てなんかも楽しいのではと思っています。


林 良一 facebook　       instagram          Twitter