手返しとは、釣り上げた魚を外してエサ付けし再度投入するまでのことで、釣れ盛っているいる時はいかに手返しを早くしてより多くの魚を釣り上げて行きます。

もう10年以上前になりますが、東京湾の夜アナゴが釣れ盛っていた時、繰る2本のロッドに同時にアナゴが掛かったり、2本バリ仕掛けにダブルで掛かったりということも珍しい事ではなく、双方の仕掛けで手前マツリさせることなく約2時間半の釣り時間に集中したものでした。

そんな日はたいへん釣果が上がるもので、50本を超える日も何度もあり、そんな時は手返しが大切な要素となってきます。

反面

今時期の低水温下のカワハギ釣りのように、活発に食ってくる時のような手感度アタリはほとんど望めず、ハリが無い部分のエサだけを歯で千切り取る目感度アタリを察知、そこからハリを口の中に入れて行く所作が必要になってきます。

アタリのインターバルも長く、十分すぎる程丁寧に誘っているのに、アタリというよりも穂先の微細な変化といった違和感がアタリの場合が多いのです。


厳寒期のカワハギ釣りで、そういった違和感=アタリを察知するのには、もちろん柔軟な穂先のロッドが不可欠ですが、それ以外にも大切なことがいくつかあるものです。

たとえばエサ付けです。

こんな時はエサ付けに配慮し、1回刺していた水管を2回、2回刺していたベロを3回など、あまり口を開けずに居食いしていてアタリを出し辛いカワハギにエサを盗られないような工夫をするとか、ハリのタイプや大きさ、ハリスの長さを再考してみたりと、実際に釣りながら冷静に考え少しづつ違った釣り方や仕掛けなども試してみて答えを導き出す、いわば前記の手返しはほぼ無視し、緻密な組み立てで1枚のカワハギに繋げて行きます。

またこの冬の竹岡沖では、コッパと大型が混在しており、それゆえハリのチョイスにも小型中心にするのか、それとも大型なのかなど、楽しい思案のしどころなのです。


釣れ盛っている時は手返し重視、低活性の時は緻密に、いつでも魚目線に合わせて行きたいものです。

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