先の週末は東京湾タチウオパーティー、えさ政さんのカワハギ大会と、２日連続ロッドを握らずの乗船でした。

そうして審判として乗船していると、選手の様々な釣り方、仕草を見ることができます。


テンヤタチウオ

ノンストップバイブレーション、Dトゥイッチ共に、大阪湾と違ってレンジの狭い東京湾のタチウオ釣りに編み出された釣法ですが、エサ釣りでもジグでも共通して大切なことは、「タチウオを上へ上へと誘いながら誘う」ことに集約されます。

先日も電動タックルで一生懸命誘いを掛けた後、止めてアタリを待つ時に、数10センチ下げてしまう選手がいらっしゃいました。

そうするとどうでしょう？

上へ上へと動いて行くイワシを下から狙っていたタチウオは、次にイワシが止まった時に食べようとした途端イワシが数10センチ下方へ・・・、見失ってしまう＝アタリが作れないことになります。


カワハギ

当日は活性が高い状況とは言えず、群れも固まっていない様相でした。

活性が低い時の誘いはユックリと、止めておく時間を長くがセオリーなのですが、ある選手は早い派手な誘いを繰り返し、仕掛けを止める時間が短いのです。

その誘いは目立ちますが活性が低いゆえカワハギは追わず、誘い切った場所にカワハギがいても、エサに近づく前に次の誘いを入れてしまっていました。

また、折角掛けたカワハギではありますが、抜き上げる前に一瞬水面で止めてしまい、その刹那反転、水面バラシをしてしまう選手もいらっしゃいました。


競技は、ルールに則って競い結果が全てです。

「あと１枚釣れていれば」と歎くことは胸の内に仕舞い、次回の自分に繋げて行っていただけたらと思います。

林 良一   facebook    insutagram   Twitter

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