林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2016年01月

1月23日(土)、馴染みの北区田端の初恋屋さんにて、今年初めての仕掛け作り教室を開催させていただきました。

仕掛け作り教室はご要望により随時開催しており、今回お集まりいただきましたのは9名様、初参加の方もいらっしゃれば、復習を兼ねたリピーターの方もいらしゃいました。

前日、僕も逸る気持ちでご参加の皆さまにお配りするレシピを用意いたしました。

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さて、カワハギ釣りの最終コーナー間近ということもあり、来シーズンに向けてのカワハギ仕掛け作り教室は、先ずはオリジナルの4個のフックビーズを使った仕掛けの使用法、特徴などを述べさせていたたき、実際の仕掛け作りに入って行きます。

仕掛け作り教室は随時質疑応答形式、ご質問があれば大歓迎、手を止めお応えしながら進めてまいります。

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大切なの部分はユックリと何回も、皆様にご理解いただけるまで繰り返しお伝えして行きます。

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ちょっと真剣になり過ぎちゃったかな、の場合は、得意のオヤヂギャグが炸裂し・・・

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教室最後は捨てオモリの3連のコブ作りを行います。

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そして通しで、いつもの自分のペースで一組の仕掛けを作っているところをご覧いただき教室は終了となります。


さて、その後はお待ちかねの懇親会です!!

左から、茅ケ崎からお越しいただいた猪俣さん。横浜からは中村さん。常連?の「ゴウちゃん」こと三浦くん。会社の釣り部の部長の伊藤さん。懇親会から飛び入りの「香ちゃん」こと佐藤くん。

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小田原からは宇佐美さん。やはり常連(笑)の高沢さん。ご熱心な佐藤さん。

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僕のヒラツメガニ釣りの師匠の長島さん。湾フグ仕掛け作りをきっちりマスターした「よんちゃん」こと松迫さん。
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皆さん思い思いの飲み物を手にして早速カンパ~イ!とグラスを鳴らしますが、残念、写真を撮り忘れてしまいました・・・(反省)

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呑む度に良い心持になりながら、熱い釣り談義はもちろん、そこここで笑が絶えず、僕は席を移動しながら皆さんのお話しに頷いているのでした。

ただ当日の夜は雪予報ということと、翌日が湾(アカメ)フグ釣り教室で、そちらにご参加される方も数名いらっしゃることもあり早目の撤収でした。

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仕掛け作り教室は、今後も開催のご要望があれば随時行って行きます。

今後は2月に湾フグ仕掛け作り教室の予定があり、現在日程も調整(2月13日・土が濃厚)させていただいております。



湾フグ釣り・チラシバリ仕掛け 前編 より続きます


当時の湾フグ釣りの名人さんからは・・・

「誘いを掛けて寄ってきたフグの腹が、カットウバリに触れる極僅かな動き(アタリ)を察知して、エサを食わずしてフグを掛けるのがフグ釣りの真骨頂、お前さんの仕掛は邪道だ」とも言われたものでした。

ただその名人さん、仕掛けを上げてきてみるとあれあれ? エサが半分フグに齧られているではないですか・・・!?


そんな経緯もありながら釣果を伸ばしていきましたが、どの仕掛けにもデメリットがあるもので、チラシバリ仕掛けにもそんな部分があります。

それは、エサを3個付けなくてはならないこと、掛けたフグにチラシバリが掛かってしまうことなどがあり、いづれも手返しのスピードが落ちることとなります。


また、この仕掛けが誕生するまでには、こんな秘話もあります。

それは・・・

湾フグ釣りを始めた当初、とある船宿さんの研究熱心な船長は、船を出す度に色々と自作の仕掛けを試していたものでした。

そこで「釣れない」との烙印を押され、お蔵入りしている仕掛けが幾つかあったのでした。

船長からそれらを参考になればと手渡され、トライ&エラーをしながら改良を重ね、現在の形になったのがチラシバリ仕掛けでした。

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従来から長く使われている仕掛けは、実績に裏打ちされた優れたものであることは言うまでもありませんが、そこに疑問の入り込む余地があったとすれば、同船の方にご迷惑を掛けないことを前提に、ご自身の考え、釣り方にアレンジした仕掛けを作り試すことも釣りの面白さの一つだと思いま。

そこに上向きとなる釣果が付いてきたなら、それほど喜ばしいことはないですし、太く揺らぐことが無い、我流という幹がご自身の中にそびえ立っていることとなるのではないでしょうか。





【湾フグ(アカメフグ)釣り教室のご案内】

好調につき2月7日(日)も、えさ政釣船店さんにて湾フグ(アカメフグ)釣り教室を開催させていただきます。

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詳しくはこちらをご覧いただけたらと思います。

皆さまのご参加をお待ちしております。



湾フグ釣りで冬は、美味しいアカメフグを狙えますが昨日はTop18匹が2名、お後は14匹と続き絶好調な釣果でした。

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今日は、そんな湾(アカメ)フグ釣りの追加日程を、羽田のえさ政釣船店さんで開催させていただきます。

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極微細なアタリにアワセを入れると、大型ほど根掛りに酷似した挙動に驚かされ、首を振る重鈍な引きに竿は断続的に叩かれます。

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さて、今日はどんな釣りが、どんなガマガエル(大型アカメフグの通称)に出会えるのでしょうか?

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ご参加の皆さま、よろしくお願い致します。



【湾フグ(アカメフグ)釣り教室のご案内】

好調につき2月7日(日)も、えさ政釣船店さんで開催させていただきます。

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詳しくはこちらをご覧いただけたらと思います。

皆さまのご参加をお待ちしております。


今日は今年最初の仕掛け作り教室開催です!

今回はカワハギ仕掛け作り教室ですが、通常3本バリのドウツキ仕掛けに4個のフックビーズを配し、仕掛け各所にウイークポイントを持たせることで、オモリが根掛かった場合、ハリが根掛かってしまった場合のどちらでも、PEラインを高切れさせることなく釣りを続けられる仕掛け作りの教室です。

居酒屋さんの小上りをお借りし、ご参加の皆さまには仕掛け作りのレシピをお配りしての、真剣な仕掛け作りを行います。

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その後は楽しい、釣り談義満載の懇親会です!

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仕掛け作り教室はカワハギ、湾フグ、マルイカなどで、皆様のリクエストにより開催させていただいており、現在湾フグ仕掛け作り教室の開催の要望があり、日にちのすり合わせをしております。

開催ご希望の方は、是非ご連絡いただけたらと思います。


えさ政釣船店さんにて今月2回、来月にも開催予定がある湾フグ(アカメフグ)釣り教室ですが、開催に伴いご参加予定の方々からご質問をいただいております。

その中で一番多いのが「仕掛けについて」です。

湾フグのカットウ仕掛けには、従来からある大き目の親バリに、エサであるアカエビの尾の部分を刺すものと、親バリを分散させる形のチラシバリ仕掛けがあります。


湾フグ釣りを始めた当初、アタリが物凄く小さい割には、柔らかなエビの剥き身をエサとして使う釣りに疑問を抱いていたものでした。

それは・・・

外房のフグ釣りでは、エサに硬いベロがあるアオヤギの剥き身を使い、30号オモリで硬調子のカワハギ竿を使って釣っても、目感度はおろか、手感度にも、そのベロをフグが噛み切るアタリが鮮明に分かるのでした。

「こんな柔らかなエビの剥き身を、フグのクチバシ状の口でサクッと切り取るように食べて行かれたら、やはりアタリは出難いよなぁ・・・、それも、ハリから離れた先の方だと余計にそうなるよな・・・」と考えていたものでした。

そこで・・・

「では、エサのエビを幾つかに切り分け、その各々にハリ付けすれば、どのエサを食べに来てもアタリが出やすく、エサに隣り合ったハリスを噛んでもアタリとして認識できるのでは?」との考えから、ハリを小さなもの3つに分散し、その各々のハリを段付きにずらしたチラシバリ仕掛けが誕生したのでした。

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実際に使ってみると、従来の仕掛けよりもアタリを大きく出し、思惑通りにアタリを出すのに特化した仕掛けとなりました。

アタリが出さえすれば、アワセを入れて、カットウにフグを掛ければ良いわけで、自論ですが「湾フグ釣りはアタリを出すのが8割」の釣りと言い換えることができます。


この仕掛けで頭角を現していった十数年前、当時の湾フグ釣りの名手にこう言われたものでした・・・



湾フグ釣り・チラシバリ仕掛け 後編 に続きます



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