林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2016年06月

6月26日(日)、鴨居の一郎丸さんでは、今年2度目の日程となる湾フグ釣り教室を開催させていただきました。


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前回は6月12日に開催させていたしましたが、その時撮影させていただいた、出来立てホヤホヤのDISCを、出船前の宿で上映していただきました。(そのダイジェスト版の動画公開させていただいております)


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さて、今回ご参加いただきましたは23名様。いつも多くのご参加ありがとうございます。

釣り教室では、出船前にレクチャーを行っております。


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レクチャーでは、湾フグ釣りとは? 湾フグ釣りに適したロッド、リール、仕掛けなどのタックル、釣り方などを、約30分述べさせていただいております。


 

レクチャー終了後は出船、青木 淳 船長が舵を握る大型船で、一路大貫沖を目指します!

ポイントまでは、皆さんを一回りし、主にエサの用意とエサ付けのレクチャーをさせていただいております。


さて、前日吹き荒れていた強い南風も、予報より弱いようで、大貫沖までは快適な航行、船をアンカーで固定し、早速釣り開始です!


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前日の風の影響か、少し濁りがある潮色、南西風と相反する、緩い下げ潮が流れているようです。


程なくしてからアタリ! 会社の釣り会で、5人でいらした井野さんにヒット、中型の河豚を釣り上げられました。


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ポツポツながら続くアタリ。種井さんも果敢に掛けに行きます!


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左艫でお釣りになっていた神野さん。ほぼ全ての釣りをなされているとのことでした、流石です!


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強めの南西風に、「ちょっと、船酔いしてしまったかも・・・」とおっしゃっていた森谷さん。でも、根気よく誘い下げを続けていてこの通り! お見事です。

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大きなショウサイフグを釣り上げた坂本さん。お友達の横原さんとワイワイと、楽しく釣りをなされていました。


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その横原さんも負けじと釣り上げます! これも大きいですね~~!!


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ここのところ、何度も釣り教室にご参加いただいている大石さん。今回、船で一番多くのフグを釣り上げられました。メキメキ上達されていますね!

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さて、釣教室では、中盤の頃より、僕も竿を片手に船内を回らせていただいております。


これは、「釣っている姿を見せて欲しい」との要望からのこと、自分の釣りをするでは無しに、釣り姿を皆さまにご覧いただいております。


このとき釣り上げた魚は、当然ご参加の皆さまへとお渡しさせていただいております。


ロッド:湾フグX AGS仕様


リール:エアドRT


ライン:メガセンサー12ブレイド 0.8号


シンカー:紅牙 ベイラバーフリーTG タイドブレイカー H レディピンク30g


カットウ:D-MAX フグカットウ針SS          


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イカ釣りに精通されている松永さん。何かの釣りを極めた方は、勘所を掴むのが早く、湾フグ釣り始めてのこの日、ツ抜けを達成されました!

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軽くキャストして、前方を探っていた廣瀬さんにヒット! 「えいやっ」と、良型を抜き上げられました!

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藤本さんは湾フグ釣り経験者。この日も安定した釣り、そして釣果でした。お見事でした。

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タイ釣りに精通していらっしゃる鹿又さん。序盤苦戦しておられましたが、コツを掴んでこの通
り。お見事でした。

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湾フグ釣りは5回目だとおっしゃっていた青木さん。根気よく攻めて、チラシバリに食わせました。また、大きなワタリガニも釣り上げられていました。


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近くには、大船長の乗り合い船も。湾フグ釣りの人気の高さを物語っています。


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潮が変り、沖上り直前のチャンスに連釣された赤尾さん。お見事でした。


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僕も潮止まり付近に、横風の中遠投、風にフケるラインを張りながら、小さなアタリにアワセを入れると横っ走り! 数度ロッドを伸され艘そうになりながら、タモ入れサポートをしていただき上がってきたのは、35cm以上はあった大物でした!!


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今回、前日が時化だった為に、底荒れなどしているのではと、ちょっと心配な湾フグ釣り教室でした。


でも、フグの活性はそう悪くは無く、期間限定の白子もまだ十分に入っていたようです。


ご参加の皆さま、ありがとうございました。

一郎丸さん、この度もお世話になりました。淳 船長、ありがとうございました。

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次の一郎丸さんでの釣り教室は、7月30日(土)のLT 夏タチウオ釣り教室となります。


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今後、一郎丸さんでは、湾フグ、カワハギなどの釣り教室を、随時開催して行く予定です。


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【アナゴ考17・実釣アタリ、アワセ編≪後編≫】より続きます


本アタリにガッチリとアワセを入れ、もう片方の竿を静かに竿休めに置き、ラインと竿の角度は90°に、アナゴの重さを感じながら一定のスピードでリールを巻きます。

暗い海面に点滅ライトの灯りがぼんやり見えてきて、その下には元気なアナゴが掛かっていますので、竿先を下げ、リールを巻くスピードを速め、点滅ライトを竿一杯の長さ位に巻き込み、一気にアナゴを船内に抜き上げます。


仕掛けの親子サルカンの下、ハリスの上部をつかみ、アナゴバケツの中に、掛かったアナゴごと仕掛けを突っ込みます。

アナゴが掛かっている方のハリをバケツの中からハリ外しの針金の凸部に引っ掛け、次に、針金を中心にぐるっとハリを180°回すようにすると、アナゴに手を触れずしてポトンとバケツの中に落ちます。
 

ここでハリにエサを素早く付け足し再投入するのですが、エサを摘む方の親指の爪を若干伸ばしておき、さらに爪切りのヤスリで、あたかも刃を付けるように研いでおくと、人指し指の腹でエサをカットするとき切り易くなります。

仕掛けを再投入する場合なのですが、ここで仕掛けが入っている竿のラインと干渉しないよう注意し、必要あれば投入後、左右の竿を入れ替えます。


応用編として、右手の竿にアナゴのアタリがあり、アワセのタイミングを見計らっていると、左手の竿にもアタリがきたらどうするか?

そんなときは、先に本アタリがきた方の竿にアワセを入れ、もう一方の竿の本アタリでまたアワセます。

丁度竿を持ったまま万歳をする格好になるのですが、そのまま、巻きやすいほうのリール(右ハンドルの場合は左手のリール)を、両方の手に竿を持ったまま数回巻き、巻いた方の竿を竿休めに置きます。

リールを数回巻いて底を切ることが重要で、底を切って泳がせることで、掛けたアナゴが仕掛けに絡むのことをある程度防げます。

当然置いた竿の竿先は、アナゴが掛かっているので、しきりにビクビクと動きます。
 
次にもう一方の竿のアナゴを取り込み、エサ付けし仕掛けを投入し竿は竿休めに、仕掛けが沈んで行く間、もう一方の竿のリールを急いで巻きます。

今度はそのアナゴを外しながら、もう一方の竿の底立ちを取りラインを張るのです。
 

そこでまた、底立ちを取った竿にすぐにアタリがくるようであれば、その夜は大釣り間違いなし、思い出に残る夜になるはずです。


【アナゴ考・最後に】 へ続きます。

RYO'S METHOD Presents  DISC配信第2弾です!

6月12日(日)に、鴨居の一郎丸さんで開催した「白子シーズン真っ只中! 湾フグ釣り教室」の模様を撮影、You Tube にダイジェスト版の動画としてリリースさせていただきました。


ダイジェスト版の元となる、配信させていだくDISCには、撮影対象の方々に釣技的なテロップを入れさせていただき、それぞれのヒットシーン、一言インタビュー、スライドショー、総評などを収録させていただき、その後のチャプターとして、出船前のレクチャー全編、基本的な湾フグの釣り方、ラインシステムを収録させていただいております。

今回は、トータルで1時間19分余りの作品となっております。

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今後の釣り教室での撮影予定は

7月 3日(日) LT夏タチウオ釣り教室 羽田・えさ政釣船店さん

7月10日(日) LT夏タチウオ釣り教室 小柴・三喜丸さん

7月30日(土) LT夏タチウオ釣り教室 鴨居・一郎丸さん

となっており、後日編集、DISCにて配信させていただきます。


今後も夏から秋に向け、カワハギ、湾フグなどの釣り教室で、ご希望の方を撮影させていただき、DISC配信いたします。

よろしくお願いいたします。

今年の夏タコ釣りは、開幕2日目に釣行し(東京湾の夏タコに!)6杯の釣果でした(一応竿頭ではありました・苦笑)

でも、この時は風が強く、風裏のポイントに限られた釣りでしたが、1年振りのタコ釣りのアワセの妙味とその重さ、そして食味に、6月24日(金)も東京湾のタコを狙い、浦安の吉久さんより船上の人となりました。

数日前からタコの釣果が上向いており、前日はトップで30杯の釣果! 船中9名で平均20杯弱の爆ノリでした!!

それを受け当日もマダコ船の人気が高く、朝早くから釣り座のキャップがいくつも取られていました。


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さて、今回もタックルはタコX、リールはミリオネア バサラ100Hにラインは12ブレイド2号を150m巻きました。それにリーダーとして、フロロの10号を40cmほど、タコ釣りにしては短く結節、これについては後記いたします。


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仕掛けは、自作のタコテンヤも用意して行きましたが、今回は、東京湾での“タコエギ”の可能性を試してみようと思いました。


これは自作のタコテンヤ。DAIWAのシールはご愛嬌、自称「不・純正 快適タコテンヤ」と呼んでいます(苦笑)


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そしてタコエギ。色々な種類があるようですが、今回はこの4本を用意。テンヤの釣りとの共通点や相違点、メリットやデメリットを竿釣りで見出してみていと思いました。


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その他にも、上は以前作ってみた、餌木にタコテンヤ用のカンナを付け改造したもの、スミイカテンヤ、もちろんダイワの餌木も持参してみました。


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タコエギはこのように、親子サルカンの枝部分に、オモリと距離を離さない意味合いで、スプリットリングで取り付けました。オモリも、ゴールドや夜光で目立つ、快適シンカーの30号を中心に、やはりスプリットリングでセットしました。


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ポイントまでは航行45分程の、工業地帯の岸壁沿いを狙います。


開始早々、一流し目から、お隣の坂元さんに良型のタコがヒット!  坂元さんは様々なテンヤをご持参され、楽しまれながらタコ釣りをされていました。

 

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田中さんも軽快に小突き続け、程なくして、食べると柔らかそうな小型をGET! その後も着実に釣り続けていらっしゃいました。


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僕はタコエギタックルを軽くキャストし、ロッドを倒してラインを巻き込み、小突きながら手前にさびいてきてみました。この動作は、ロッドを一定の角度で小突きながら、リールを細かに巻いて行っても良いと思います。


5分程で、タコXの穂先にモタレ≒タコエギに、搗きたてで柔らかな、のし餅が乗っかってくるような感触  が伝わっています。


これは、タコがエギを発見、襲い掛かかり、素早くエギを押さえ込み、上に圧し掛かってくる感触で、ここではまだ小突き続け、逃げるエサ=エギ を演出します。


時間にして5秒~7秒位でしょうか、5mm程の厚さだったのし餅が、2cm位の厚さになるかのように重みが増した頃がアワセ時、ラインを巻き込みながら竿を倒し、一気に大アワセします!

硬調のタコXに重みが加わり、ロッドを起す腕に心地良い重さを感じながら、ロッドが真上になる前に素早くリリーング、竿とラインを90℃に保ちながら、タコの重みを楽しみながら一定にリーリングしてきます。


でも・・・


リールのハンドルを3~5巻きすると、穂先は虚空を差し、痛恨のバラシ・・・


それも3連続バラシ!

 

そこで思案

テンヤとタコエギとを比べてみると、カニエサとエビに模した樹脂という違いはあるものの、その他の大きな違いはカンナの大きさでした。

テンヤのカンナのフトコロが約4cmなのに対し、タコエギのカンナのフトコロは約2cm、半分の寸法なのです。


これで分かることは!


テンヤに乗ったタコは、ストロークの長いアワセを入れられると、水圧を受けることでカンナ方向に移動、その時柔軟なタコのこと、団子状というかボール状というか、相対的に水に押されてテンヤの上を丸まりながら移動、やや高めの位置にあるカンナの先に刺さると考えられます。


一方タコテンヤのカンナでは、水圧で押されて、エギの背中を丸まりながら移動するタコは、カンナの上に乗っかってしまい。そのブヨブヨな皮膚をすくうように刺してしまうようで、それが、アワセの後に完全に乗った重み⇒直後のバラシ⇒皮が切れる となると考えました。


そこで・・・


カンナのフトコロを、少しでも刺さりが良いようにやや開き、次のアタリではスイープなアワセを心掛けました。


結果は?


アタリ⇒小突き続ける⇒重さが増す⇒スイープなアワセ⇒バラシ軽減 となりました。


マイクロマルイカを掛けるにも、強いアワセでは、皮を引っ掛けて切れてしまう=重さは感じるが掛からない ですが、スイープなアワセだと掛けることができます。


“スイープなアワセ”とは、タコの場合は、1秒位で50cm位ロッドを持ち上げる位のスピード
がマッチしました。


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この後2杯追加し、スイープなアワセが、フッキングの確率を上げることを体感できましたが、では「カンナが原因でバラシてしまうのなら、タコテンヤと同サイズのカンナでは?」の観点から、以前、エギングのスミイカ釣りの時、タコが多く混じる時に使っていた、改造したエギを使ってみることにしました。


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そうしたら、強いアワセでも高確率でタコを乗せることができるようになり、タコエギのカンナのサイズの精査ができたように思えました。


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タコエギでの釣りでは、考えてみれば、エギを除いてしまえば、オモリで底を引きずる釣りとなり、テンヤの釣りよりも根掛り率が高くなってしまうようです。


また、テンヤよりも、海底に生息するグミ状の生物(詳しくは不明ですが・・)も良く引っ掛けてきてしまいました。


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反面、根掛りが少ないポイントでは、ロッドを使いキャストして広範囲を探ることができ、潮裏のような釣り座になってもフレッシュなポイントを攻められる可能性があります。


その為、結節部がガイドに当り、キャスト時に抵抗になることを考え、リーダーを短めに取っていたのでした。

ロッドを使ってのタコ釣りは「手釣りよりも、ロッドを介す分、アタリが取り辛いのでは?」とお思いの方もいらっしゃるかと思いますが、その点タコXは、小ダコの乗りも、小突いている手感度には重さとして、目感度には、鋭敏なグラストップがモタレとして非常によく表現してくれるロッドで、アワセを効かすベリー~バットの張りも申し分なく、前回のタコ釣りから非常に心強い相棒となっています。

ロッドを使ったマダコ釣りは、サイズ的にも「イイダコの10倍の釣り」と捉えていただけると良いかも知れません。

タコXの詳しいインプレッション記事
こちらです。

ミリオネア バサラは、大型のタコを掛けてのリリーング時に、かなり強くパーミングしても、そのマシンカットのボディーは、掌のなかで全く歪みを感じさせず、滑らかで心地良いリリーリングを約束してくれました。

 

さて、こんなテンヤを使っていた堂本さん。


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夜光の大きなクローワームでアピール、自作の5本カンナのテンヤで、アタリを出したら絶対にタコを逃がさないそうです。その証拠に、当日は30杯のマダコをGET! 流石の一言です。


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僕は、20杯近くまで釣り上げた後に、根掛りの少ない場所や、キャストの有効性があると感じたときはロッドを使った釣りで、岩礁っぽいポイントではテンヤを使い、30杯の釣果を得ることができました。


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タコをクーラーに移してみると、プロバイザーの16Lがほぼマダコで一杯となり、かなり重たいクーラーとなり、桟橋の階段を上がるのに難儀いたしました。


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お裾分けをして帰宅、シンクにあけたら一面タコだらけとなりました。


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今回、タコエギでの湾ダコの可能性、ロッドを使ったタコ釣りの可能性が広がった釣行となりました。

今後、【ロッドを使った湾ダコ釣り教室】も企画しようかと考えております。

吉久さん、今回もお世話になりました。峯岸船長、また、パイオニア的釣行の時も頼りにしております。


開幕して1ヶ月足らずの東京湾の夏タコ釣り。今年も絶好調、まだまだ楽しめそうです!

 


追記


釣り上げた蛸は、一握りの塩を揉みこむように、2~3回洗い流しながらヌメリを取ります。


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ヌメリが取れたら、塩を良く洗い流して水分を拭い取り、大鍋にたっぷりと湯を沸かし、足先からちょんちょんと沸騰した湯の中に入れ、小蛸では30秒位、中蛸では2分弱くらい茹でます。


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茹で上がったら、自然に冷やせば出来上がりです!


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まだ温かいうちに、切り口をジグザグに切り、醤油と味醂を同寸、昆布をきかせたつゆに入れ漬けを作ってみました。たいへん美味でした。


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【アナゴ考16・実釣アタリ、アワセ編<前編>】 より続きます 


「前アタリ」は、エサのハリが無い垂らしの部分をアナゴが噛んでいるときのアタリで、「フワフワ」とか「モタレ」のような感じで出ます。

ここでもう一歩、アナゴに深くエサを、ハリのある所まで食わせる為、小刻みに小突いたり、または止めたり、ほんの少し送り込んだりします。


「本アタリ」は、アナゴの口の中に鈎ハリ先が当って引っ掛かっている状態で、小突きの竿を上げる動作のとき「グンッ」と竿先が入ったり、「フワフワ」が「ガツガツ」に変化したとき、「クンッ」と竿先を持ち上げたときなのです。


アワセですが、本アタリを見極め、リールのスプールをギュッと押さえながら、竿を素早く、鋭く真上に、丁度「ハイッ」と元気よく手を挙げるようにアワセを入れます。
 
アナゴは口が硬い為、その口にハリのカエシを貫通させる為、また、短い竿のストロークを補うアワセです。
 
アワセのときに、波で船が下がった場合は、立ち上がってストロークの短さを補正します。
 

僕の仕掛けと遊動マルオモリを使うと、アナゴのアタリが明確に出ますので、釣鐘オモリでアナゴを釣った経験のある方は、早アワセ気味になってしまうかも知れません。
 
十分「本アタリ」を見極め、たとえ一度アワセ損ねても、そこは2本バリ仕掛けのこと、直ぐに仕掛け海底まで下げれば、大抵もう一回チャンスはあるものです。

次はいよいよアナゴ考最終章、実釣取り込み、手返し編です。

ここは、限られた時合いで数を獲る為には大切なところです。


【アナゴ考18・実釣取り込み、手返し編】 に続きます

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