林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2016年06月

カワハギ釣りには、クラシックカーのような趣がある和竿で楽しまれる方もいらっしゃり、和竿を限定しての釣り会、釣り大会も催されているようです。

そんなカワハギ釣り、ある船宿さんに和竿を持って乗船される年輩の方がいらしたのですが、その和竿はちょっと通常の竿とは違っていました。

どんな竿か?

それは、僕等が子供の頃持って、ザリガニやオタマジャクシを獲っていた玉網の柄の部分のような竹で、その竹棒にグラスソリッドをはめ込み、大きなトップガイドが取り付けてあり、その他のガイドは不角形、針金を曲げて作っているとも思える竿なのでした。

その方の釣り方は、オモリを着底させ、ジィ~~と竿先を見つめているだけで、船が下がればラインが弛み、上がればオモリが底を切りといった、船の揺れが誘いとなるような、ある意味自然体というか、そんな釣り方でした。


毎週のように船に乗っていたカワハギ釣りですが、晩秋以降は冷え込む日もあり、船で沸かしたお湯で作るカップラーメンは実に美味しく楽しみなもので、船長からのお湯が沸いたというアナウンスがあると、バッグの中のカップをそそくさと探すのでした。

出来上がるまでに3分、他の釣り客もおにぎりを食べたりしている中、例のお手製の和竿の方を見てビックリ、思わずその光景に見入ってしまったのでした・・・

どんな光景か?

「カワハギ物語」という、冷凍アサリが入っているビンを想像してみて下さい。

丁度そんな形の、それよりはちょっと大き目なガラスビンの中に、ご飯とおかず、が入っていて、ビンを左手に、ご飯茶碗を持つように、右手の割りばしで美味しそうに食べていたのです・・・

釣友と、「弁当箱に『ビン』って、見たこと無いよな~」と、カップ麺をすすりながら、どうも気になってしょうがなく、その方をチラ見しながらラーメンを平らげ、釣りを再開したのでした。


その頃は丁度、アルカイダがニュース番組を賑わせ、「ジ・ハード=聖戦」などという言葉が横行してた頃でもありました。


そこで釣友が「あのおじさん、今度ここ(船宿)で会ったらさあ、ビンでご飯食べてたから・・・、『ウ〇マ・ビン・ゴハン』って呼ぼう」と・・・

これには失礼ながら、笑いを禁じ得ませんでした・・・


 【アナゴ考15・ここでもう一息・大アナゴ釣りの話し≪後編≫】より続きます


さて、船が波の揺らめきにやや遅れながら緩やかに揺れ、地平線に夕日が沈んでいく間詰め時・・・

ライトが灯り、東京湾はゆっくりと、夜へと移ろってゆく・・・
 
暗くなってからの寸時がアナゴ釣り最大の時合いとなり、オモリの号数もバッチリ、ゲストのシロギスが眠りにつく頃、きました、右手の竿に変化が!
 

小突いているときの微妙な重さの変化、同じ重さの2本対の竿で釣るからこそ分かる「前々アタリ」です。

もし右の竿にきた「前々アタリ」を察知できたなら、右の竿は状況によるのですが、ゼロテンションで止める、又は小突き続けるなどして、ハリ先がアナゴの口の中に入った、アワセを入れれば掛かる「本アタリ」を聞く準備ができます。
 
でもこれには経験がモノを言うところが大きく、神経を研ぎ澄まし、正確な小突きを繰り返すことで習得、凪の日ほどよく分かるものです。

 
名人クラスの方と背中合わせになったときなど、「居るぞ居るぞ、右右(前々アタリが右の竿に感じる)、ほら食った(本アタリ)、よしっ(アワセ)」のような具合に、自分にアタリがないときなど、水底を見抜いているような解説付きの一連のアワセ動作に、ついつい焦ってしまうものです。



【アナゴ考17・実釣アタリ、アワセ編≪後編≫】へ続きます

5月22日(日)に、浦安の吉久さんで開催させていただいたアナゴ釣り教室にて、ご参加いただいた「たけちゃん」こと武田さんが、出船前のレクチャーの模様を動画撮影、You Tubeにアップしていただきました。

タイトルは “リョウさんのアナゴ釣りの極意

ねえねえ、たけちゃん。ちょっとオーバーなタイトルだったりシテ。。(笑)

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当日は都合により、20分余りのレクチャー時間でしたが、その分矢継ぎ早ではありますが、内容が濃くなっています。

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是非ご覧いただけたらと思います!


ここのところ行っている、釣り教室でお撮りした動画をDISCにして配信する企画なのですが、その撮影対象の方々より、「是非DISCの上映会をやろう!」という声をいただいておりました。

テスト撮影を経て、第1弾のDISCが完成して間もなくの6月19日(日)、DISC鑑賞会を開催させていただきました。


事前より、幹事をしていただいた「ゴウちゃん」こと三浦くんと打ち合わせをし、彼が会場を選定、そこは6時間余り借りて定額だったことを鑑み、「鑑賞会の前座的に、潮の流れと風向きによる船の向き、ひいては釣り座の優劣の話しなどもやってみようか」ということになりました。

これは以前、キャスティング港北店さんでの「DAIWA船テクノロジーWEEK」のトークショーでお話しさせていただいた内容で、今回それを盛り込むことにいたしました。


当日都内某所にお集まりいただきましたのは18名様。

皆さんが概ね揃うまで、チャリティー釣り会の時の動画を流したりしていました。

開始時間が30分程過ぎたところで、「釣り座に影響を及ぼす潮と風 座学会」を始めさせていただきました。

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まずは、簡単な紙製の船の模型を使って、風向きによる船の向きを。

次に、潮の流れに影響を及ぼす要素を。

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最後に、DAIWA船テクノロジーWEEKで使った、海図を写したものを使って、東京湾を例に取った、エリアの違いによる潮の流れの解説をさせていただきながら、「例えば木更津沖で、風は北風、下げ潮だとすると・・・」など、ご参加の皆さまを指名させていただきお答えいただいたりしながら、約1時間の座学は終了しました。


さて、当日は飲み放題のこと、僕も乾いた喉を潤しながら鑑賞会に参加いたしました。

そうそう、その前に、「大さん」こと、カメラマンの鈴木 大三さんから、一言皆様にご挨拶を述べさせていただきたいということで、動画撮影をして編集、DISC作製にいたる経緯などをお話ししていただきました。


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さて、鑑賞会スタートです!

未完成作品なども含めると数枚のDISCがあり、先ずはご参加の皆さまが多数登場している、出来たばかりの1枚を上映いたしました。

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真剣にスクリーンを見つめる皆さん。

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ばらしてしまった場面などではこの表情(笑)

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知る人ぞ知る、呑む程にボビー・オロゴンにソックリになって行くこの方!

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大さんは、カメラを回しながら、皆さんを、会場の雰囲気を撮っています。

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11時半より、約6時間半に及ぶ上映会は無事終了! 幹事のゴウちゃんの仕切りで、「皆さま、お手を拝借~」です!!

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いや~、皆さん、楽しかったですね~~!

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大さんも入ってパチリ!!

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今回、船上での釣り教室、また、仕掛け作り教室とも違った初の試みとなりました。

でもこれは、皆さんのアイデアとご参加、幹事のゴウちゃんあっての開催でありました。

今後、ご希望の方がいらっしゃれば、このような座学と仕掛け作り教室をコラボしても良いと思いますし、そういった企画、またはアイデアなど、ご意見をいただけたら幸いです。


さて、鑑賞会では皆さん大笑いで、大いに飲まれていました。

店を出てもまだ18時過ぎ。一旦は解散はしましたが、ラーメン屋さんに流れる方々も多数、楽しい1日でした。

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追記

当日、埼玉県の上尾より電車に乗り、このフット・ウエアーで会場入りしたのは、何を隠そう伊藤さんでした(笑)

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6月18日(土)、今季2回目となるアナゴ釣り教室を、羽田のえさ政釣船店さんで開催させていただきました。


開幕当初はそこそこな釣果で推移していたアナゴですが、その後やや低調に。それからは、教室数日前から釣果が上がり出していました。


そして迎えた教室当日、関東は30℃近い猛暑でしたが、気温が下がり出す16時を過ぎた頃から、皆さまが続々と宿に到着されました。


今回は21人のご参加をいただきました。いつも多くのご参加、ありがとうございます。


 

さて、釣り教室では、出船前にレクチャーを行っております。


簡単なアナゴの習性から始まり、「江戸前とは?」、適したタックル、基本となる仕掛けや応用編、釣り方等を述べさせていただいております。


これは、実際に竿を手に取り「小突き」のご説明をしているところです。 ロッド:アナゴX リール:スマックRT ライン:12ブレイド0.8号


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レクチャー終了後は出船。少し南風がありましたが、岩越船長操船の大型船は、暮れはじめる東京湾を南に進路を取り、風波を切りながら航行しました。


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アナゴ釣りの大場所、木更津沖までは航程45分程。僚船も続々と到着する中、ポイントを決めるとアンカリング、早速釣り開始です!


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釣り始めてみると、そう南風は気にならず、2本竿の方も、1本竿の方も、思い思いに小突き始めました。


レクチャーでは「アナゴ釣りの最大の時合は日没後15分程。日が落ちてしばらくの、夕間詰め過ぎにアタリが集中する」とお伝えしています。


そんな夕暮れ時に、船中最初のアナゴを釣り上げたのは浅石さん。


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良く見れば、このマルオモリは快適船シンカー! その丸型の、上下に出ているアイにハリスを接続されていて、上部は何と遊動式!! 釣行前、午前中の作ったとの事ですが、それで早々に1本、実に良く出来きた仕掛けです(感動)


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「ゴウちゃん」こと三浦くんは、アナゴ釣り歴通算4回目とのこと。チャンスの間詰め時にアワセが決まり、大型をGET! お見事です!!


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MCゲーム
エアドRTの組み合わせも悪くなく、柔軟なMCの穂先が、イソメの先端を咥えて引っ張るようなアタリも弾かず、しなやかな穂持ちが食いを促します。


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「美味しいアナゴに虎視眈々」の杉野さん。開始早々から気合が窺えました。アタリがあって一瞬間をおき、アワセが決まりこの通り、お見事です!


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湾フグ教室にもご参加いただいた鈴木 りえさん。MCゲームを使っておられて、良い時間帯に確実にGETです!!


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アナゴ釣り初挑戦、研究熱心な大河原さん。MCゲームエアドRT、丸型オモリで手堅い1本を釣り上げあれました。


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さて、潮が濁っていたので、明るい内から釣れ始めましたが、最大のチャンスタイムが訪れる日没間際となりました。


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もう、10年振り位にお会いした野上さん。以前は良く、同じ宿でアナゴ釣りに興じていた仲間でした。抜き上がる瞬間を撮りたかったのですが、アナゴが切れちゃった・・・、ゴメンネ、ケンちゃん(謝)


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オリジナルカラーにペイントされた丸オモリ仕掛けの廣瀬さん。ご自分でカスタマイズされた仕掛けでの1本は、また格別ですね!


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初挑戦の伊藤さん。船アオリ用の短かい竿で、間詰め時に4本、ラストも好調、8本のアナゴを釣り上げていらっしゃいました。


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2本竿を駆使し、手慣れた様子の上条さん。こういった「メソ」と呼ばれる小型アナゴはエサ取りが上手く、掛けるの難しいのです。流石です。


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嬉しい1本にこの笑顔の下田さん。小突いている竿先に違和感!? その後の本アタリでの鋭いアワセが決まりました!


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スピニングの2本竿を繰る高橋さん。段違いの2本バリが、アナゴ釣りのツワモノだということを物語っています。


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「りょうさん、アタリが無いんだけど、どうしてだろう?」と、お声掛けいただきました笹本さん。仕掛けを上げていただくと、どうもエサのボリュームが少ないようでした。ハリ一杯にタップリとイソメを房掛けにし投入、他の方の所へ回っていたら、「きたきた、キタァ~~!」とリールを巻いておられました。


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さて、間詰めを過ぎ、サービスタイムは終了、ここから沖上りまでは、アナゴと釣り人の根比べ、少ないアタリを、又は、一瞬の盛りあがりをどう捉えて行くかが釣果を左右します。

 


当日の状況は、南風で、終始下げ潮、開始早々はやや早めに下げ潮が流れていました。

潮が流れる≒活性が上がる セオリーと、濁り潮=暗い海底 との複合作用で、夜行性のアナゴは開始早々からアタリを見せ、活性が高いゆえハリ掛かりも良く、僕は船中を速足で、カメラをポケットから出しながら移動、写真を撮らせていただきました。

 


やがて食いが落ちてくると、今度は打って変って、沖上りまでのアナゴとの神経戦に入りました。


その間1時間半余り、アタリの初動=イソメの端を咥えるアタリ はあるものの、アナゴの口の中にハリ先が入っていない為、ここでのアワセは早アワセとなってしまい、アナゴは掛かりません。


そんな時を打開するには、1つは小突きのインターバルを長く、2秒に1度小突いていたリズムを、3秒に1回、4秒に1回と、少しづつスローペースにして行ってみるのです。


そうすると、エサが海底で止っている時間が長くなるので、活性が下がって食い気の無いアナゴに、ジックリとエサを見せ、食べる間も与えてやることえができます。


でも、こうしてアタリを出すのに苦心する時は、前記したように、大抵イソメの先だけを咥えたアタリが出ますので、その違和感のようなアタリを感じたら、小突きを止めて本アタリを待つのか、はたまた小突き続けるのかなどは、アナゴ釣りの経験の担うところが大きく、極端な事を言わせていただければ、1匹1匹、「本アタリを出す間」は違っているものなのです。


 

さて、木更津沖にも夜の帳が下りるころ、船長はアナゴをさばき出しました。


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目打ちを打って、1本1本丁寧に、上乗りの廣嶋くんがキレイに洗って中骨と一緒に持たせてくれます。


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2本竿をこのように、手の甲を上に向け、吊り下げるようにリールごと竿を持つと、小突きの精度が上がります。


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皆さん、アナゴとの持久戦の真っ最中! 根気よく小突くリズムをスローに、オモリを聞き上げた時に違和感!? そこでアワセを決めた新井さん、お見事です!


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大石さんも粘り勝ち! ロッドはMCゲームエアドRTが映えます。大石さんはこの後富津に移動し、翌日はタチウオに乗られたそうです。タフです、感服いたします。


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前回のアナゴ釣り教室にもご参加いただいた長島 ふみえさん。自己記録を更新! 更なる飛躍をです!! 応援しております。


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自作の遊動丸オモリ、親子サルカンを使っての仕掛けで釣り上げた相馬さん。自作の仕掛けで釣り上げた1本は一塩です!


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揺れ動くアナゴにつられて、2本バリのもう片方も揺れています。そのエサのボリュームが、アナゴのアタリを誘発します。


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半夜釣りのアナゴ釣りは、釣り時間の短い釣りとなりますが、そこには凝縮した、濃密な時間が流れています。


船長の沖上りの合図にはいつも、「もう少し釣りたい」という、後ろ髪を引かれる思いがあるとおもいますが、ことアナゴ釣りには、神経戦が終わった爽快感が伴うものです。



中々難しい場面もありましたが、是非それを、次の釣行に繋げ、生かしていただけたらと切に思っております。

 


ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。えさ政さんでは今後、LTタチウオ釣り教室、秋からはカワハギ釣り教室、また、湾フグ釣り教室も開催して行きます。


えさ政さん、今回もお世話になりました。岩越船長、廣嶋君、ありがとうございました。


 

今季復調したアナゴ釣り、まだもう一盛り上がり、二盛り上りあるかも知れません。


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