林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2016年08月

湾フグ釣りで、年間を通じて一番の盛り上がりをみせる「白子祭り」も閉幕、ここで一旦落ち込んだ釣果でしたが、教室開催の8月21日(日)より2週間位前から再度盛り上がりを見せて、一郎丸さんでは50匹を超える釣果も記録されていました。


教室当日、そんな一郎丸さんに早目に到着、宿前のイスに座りパチリ!


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宿が開くと、続々とご参加の皆さまがお集まりになられます。

宿での受付けを済まされた後、釣り座を決める釣り教室の受けをさせていただきます。

今回は、7人組みの方々含め、18人様のご参加をいただきました。いつも多くのご参加ありがとうございます。


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待合室には、出船前の腹ごしらえにありがたい、カップ麺のサービスがあります。


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さて、出船時間の30分前からは、釣り教室恒例のテクチャーを行わせていただきました。


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今回は、湾フグ釣りが初めての方も多くいらっしゃり、基本を中心としたレクチャー内容といたしました。

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レクチャー終了後、青木 淳船長が舵を握る船は、対岸の大貫沖を目指します。


当日は、台風接近の予報に反し晴れ。アンカーを入れると無風状態で、船は潮なりとなり、潮は艫側の方へ、それもかなりの早さで流れて行きます。


そんな中、船中1匹目のフグを釣り上げたのは松田さん。釣り辛い釣り座で流石です!


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ここの所、メキメキと腕を上げている赤尾さん。丁寧な誘い下げ、一瞬のアタリに掛けました!


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川窪さんは、早潮対策に、ゴールドのオモリ2個付けに、ワンタッチシンカーも2個付け、とにかく仕掛けを止めないと、フグのアタリは出ないものです。


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湾フグ釣りの精通されている田中さん。何度も連荘をし、型の良いフグを釣り上げておられました。


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湾フグ釣りは初めてだとおっしゃっていた吉田さん。Sap Sas カットウが、バッチリフグを捉えています!


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長谷川さん、早潮の中苦戦されていましたが、型の良いフグを釣り上げられました。嬉しそうな表情です!


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竹内さんは、自作の仕掛けで、スピニングタックルで挑戦、早々にフグを釣り上げられていました!


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さて、中潮2日目の当日、沖目のポイントは潮が早く釣り辛かったですが、そんな中、オマツリに注意し、僕もロッドを出してみました。


ロッド:アナリスター 湾フグ


リール:エアド レッドチューン


ライン:メガセンサー12ブレイド0.8号


シンカー:早潮対策として、タイドブレーカーの45gと30gを2個付け


シンカーの重量換算は、20号前後の重さとなりますが、その比重を生かし、かなりラインを立てて釣りをすることができました。


早潮のフグ釣りでは、先ずは海底で仕掛けを安定すること=オモリを重くすること を心掛け、そうすることによりアタリは出始めます。


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アナリスター 湾フグ
のポテンシャルは、ダイワの湾フグロッド史上最高と言っても過言ではないのではないかと思います。


早潮時の重いシンカーでも、目感度アタリを大きく出し、潮が緩み、やがて潮止まり、シンカーを6号迄落としフグと対峙、海底の定点で、そのクチバシ状の歯で、サクッとエビを食べて行く挙動は「ムズッ」とした感じで目感度に、ハリを噛むアタリは「カチッ」と手感度に伝え、アワセを入れるとガッチリとフグが掛かりました!


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エアド  レッドチューンが良く似合います!


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そうして2連荘でフグを釣り上げると、次はちょっと違ったアタリが・・・? そうです、ここのところ、「銀馬」と書いて「ギマ」と読む、形はカワハギ、お腹はカンパチのように光り、尾はV字型のホークテール、背と胸ビレの位置にトゲがあり、船縁にチョコンと立つ、かわいいゲストが多いようでした。


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前回の一郎丸さんでの湾フグ釣り教室にもご参加いただいた大塚さん。今回も沢山のご質問をいただきました。序盤苦戦されていましたが、コツを掴めばこの通りです!


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伏見さん、良い所にカットウが掛かっています。時合となれば連荘、流石でした!

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「その後いかがですか?  釣れていますか?」の問いに、「釣れないよ~」とお答えいただいた土井さん。でも、その直後、良型のフグを釣り上げられていました!


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大谷さんは尻上がりに釣果を伸ばしていました。嬉しそうな表情、苦心して釣り上げた1匹は嬉しいものですよね。


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潮がかわり、終盤連発していた石川さん。釣りの動作は正確でした。次回は、より自信を持って臨んでいただけたらと思います。


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やはり終盤、粘りの集中力を見せた高須さん。深場釣りがお得意のようですが、フグやカワハギなども大好きとの事でした。


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「1人だけ釣れないんです~」とは野上さん。それではと、エサを取り替え新しくし再トライ! 数回誘い下げるとアタリがあり、「キタキタキタ~~!!」とロッドを曲げていました。最後まで諦めずにご立派でした!!


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白子シーズンが閉幕した湾フグ釣りですが、今年は早い段階から復調、好調を維持しています。


周年フグ乗り合いを出している一郎丸さんのフグ釣果情報から、目が離せない毎日の中、タチウオ、カワハギも気になって・・・、の、釣り物が多く、良い意味で悩ましい時期でもあります。


 

ご参加いただきました皆さま、ありがとうございました。何か得るものはありましたでしょうか。


一郎丸さん、青木 淳船長、今回もたいへんお世話になりました。


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一郎丸さんでは今後も、釣り教室を開催させていただく予定です。

 

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【釣り教室のご案内】


カワハギ 9月19日(月祝) 久比里・巳之助丸さん


カワハギ 9月25日(日)  長井・小見山丸さん

「夏から秋の過渡期をどう釣るか その1」が、週刊つりニュース誌の8月22日(月)発売号に掲載されました。

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今回は、どのようなロッドが良いのか? リールのドラグを使う意味、仕掛けの枝間、シンカーの色など、この時期のカワハギ釣りに適したタックルについて書かせていただきました。

また、8月29日(月)発売の次号には、今時期の釣り方の特集となります。

今年もシーズンインしたカワハギ釣り!

熱いタックル、熱い釣り方をお伝えできればと思っております。



更に、つりニュースAPCの奥野さんのシロギス釣りのレポート

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近藤先生のカツオ釣りなど、

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読みどころ満載です!

是非ご覧いただけたらと思います。



カワハギ釣り・夏から秋へと移ろうパターン ≪後編≫ に続きます



                      【釣り教室のご案内】

             カワハギ 9月19日(月祝) 久比里・巳之助丸さん

             カワハギ 9月25日(日)  長井・小見山丸さん


                是非ご参加いただけたらと思います。

DAIWA「船最前線カタログ 2016」が出来上がりました!

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ページを開くと、まずドドーンと宮澤さんが登場!

今年のDAIWAカワハギタックルや用品などが、詳細に掲載されています。

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カワハギ最前線の他にも、タチウオ最前線ではツッキーくんとなぎさちゃんが、他にもヒラメ、落し込み最前線のヒラマサなどのタックルインプレッション満載のカタログとなっております。

是非釣具屋さんで、お手にしていただけたらと思います。

「翌日の日曜日は、一郎丸さんでの湾フグ釣り教室。前日の土曜日は・・・・」などと思案していると、名案が浮かびました(笑)


「前の日は、車で10分程の巳之助丸さんへカワハギへ、そのまま現地の宿に泊まってしまおう!」と思い立ちました。


そんな8月20日(土)の早朝、横横道路を南下していると、フロントガラスを叩く雨、雨、雨・・・、「連日釣行に浮かれ、天気の読みが甘かったか?」なんて思いながらもカースステレオのボリュームを上げ、叩く雨音に負けないよう久比里を目指すのでした。


 

宿に到着すると、2人の女将さんに、いつもと変わらぬ笑顔でお迎えいただき「巳之助さんに来たなぁ」と感じさせられるのです。


早速殻付きアサリをいただき、久し振りに船上で剥くことにいたしました。


左舷艫には常連の当麻さん。そのお隣に座らせていただきました。


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小粒の、身が張ったアサリを剥き終わり、受付けする為対岸宿まで平作川に架かる歩道橋を歩いていると、功一船長のアジ船が、スラスターでクルリと半回転、30分早い出船、行ってらっしゃい!


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さて、今回使用するタックルは


ロッド:極鋭カワハギ AIR 1455 AGS


リール:スパルタンRT TW


もう一組は


ロッド:極鋭カワハギ EX AGS ZERO


リール:エアド レッドチューン


両方共ラインは、メガセンサー 12ブレイド 0.8号


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さて、浩喜船長が舵を握る船は定刻に出船。開国橋を潜り、剣崎沖、夏カワハギのポイントへ向かいます!


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右舷の艫では、当麻さん、大沢さん、小松さんの、巳之助丸さんの常連さん方々が、戦略会議をされていました。


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当日の状況は、大潮から中潮に入った初日で、概ね正午まで下げ潮でしたが、おそらく13時~14時近くまで下げることが予想され、水色は濁り、カワハギがエサを見つけ難い状態と予想できました。


最初のポイントは、剣崎灯台を西に見やる浅場、13mからスタートしましたが、ゲストのシグナルは多いものの、本命からのアタリは無く小移動、その後、弛ませる⇔沢山弛せる の中に、重く鋭い「コンッ」というアタリに、すかさずワンタッチシンカーを送り込み、段付きの聞きアワセの3段目で、また頭を振る重いアタリを聞いた直後、ロッドを立ててリーリーングを始めると、やはり本命、浅場の夏カワハギに出会えました。


 

当麻さんもすかさず本命をキャッチ! 水面まで暴れてくるカワハギに、思わず目が細くなります。


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浩喜船長は、浅場から20m位の水深の、早潮対策の潮裏を狙って流し替えてくれました。


移動直後にアタリは無いことがありますが、信頼を置いている船長が攻めるポイントのこと、「今、時分が操作している仕掛けの動き=エサの動き を、絶対カワハギが見ている筈」という、確信を持った気持ちで丁寧にワンタッチシンカーを操作、その中の差異を感じ取れるよう、集中しながらロッドの振幅を睨みます。


また、当日は濁り潮、自分の仕掛けやエサを、カワハギに確実に発見させ、興味を持たせるシンカーの色アクセサリー等も一考することも大切たと思います。
 

当日は、1455 AGS とスパルタンの組み合わせを多用しましたが、着底⇒底を切る⇒タタキ下げる といった一連の動作に、1455のレスポンスの良さが、タイムラグ少なく反応してくれるのでした。


オモリ着底後、シンカーの操作性も意のままで、移動する船の動きに10cm単位でラインを出したり、巻き取ったりしながら、海底の仕掛けが一定のリズムで誘いを続けるよう心掛け、ロッド操作を繰り返しました。


 

ロッドもそうなのですが、今回特筆すべきはスパルタン RT TW 。カワハギ釣りにドラグを使う僕は、防水ATD(オートマチックドラグシステム)搭載で、カワハギ釣りに使えるリールを心待ちにしていたのでした。


出船前にATDを、いつものように、ロッドがある程度曲ったところでラインが出るように設定。

実釣では、ドラグが出てしまうことを防ぐために、スプールを強めにサミングしてアワセを入れるのですが、それからが従来のドラグと違っていました。


カワハギを掛け巻いていると、セッティングしたよりもドラグが効いているような感じがするのです。


その効き感に粘りのあるATDは、ドラグの滑り出し初動はやや重く感じるようで、カワハギを掛けながら、ドラグをワンクリック、ツークリックずつ緩めて行きました。


すると、「魚に違和感を与えにくく、低いドラグ設定値でも一気に走られることが減る」というATDの特性通り、低いドラグ設定でウインチ巻き(ただ巻き)をしていると、以前は「ドラグの出た感」があったものなのですが、ATDでは、水面から出てくる、巻き取るラインのマーカーを見ていいないと、また、回っているが、引かれると止まり加減になるスプールを見ていないと、ラインが出て行く(巻いていてもラインが巻かれていない)感をあまり感じまないほどスムーズでした。

そんな巻き上げ、やり取りをしていると、クチビルに浅くハリ掛かりしたカワハギも難なくキャッチ! 食い込みの浅い夏カワハギでしたが、バラシの割合が確実に低く感じました。

では、「どの位でドラグが出るようにセッティングするの?」、そこですよね!


僕が使っているのは、ギヤ比7.3の100SH-Lですが、ロッドを下向きにして、高速で空巻きした時に、ドラグが滑るかな、といった頃合いが良いようでした。


※注意:カワハギ釣りでドラグを使われる場合、アワセを入れるときは、親指をスプールにシッカリと押し当て、アワセの力がドラグが滑ることによってロスしないようにして下さい。


また、スパルタンは、マグシールドベアリングを搭載。基本的に潮噛みしないベアリングなので、使用後、水道水で洗う通常のメンテナンスで、更にベアリングの寿命が延び、滑らかな回転を維持します。


TWS(T-ウイングシステム)
は、巻き上げ時には通常のレベルワインダーと変りはありませんが、クラッチを切り、ライン放出時に、レベルワインダーが横に広がる形となり、ラインに掛かる抵抗を軽減、仕掛けが沈む早さ、キャスト時は飛距離アップが期待できます。


 

さて、気が付けば反対舷の小松さんの声!


お聞きすると笑顔で、「ヨソギの泳がせ釣りでさあ、カワハギを連れて来てもらったんだよ~」とのこと、船内を沸かせながらのそ釣法、巳之助丸名手の一手として、次回是非ご伝授いただけたらと思います。


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剣崎灯台の南側にも行きました。


カワハギは、まだ夏パターンのよう、ジックリ食わせる釣法に分があったようす。


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終わってみれば31枚、この時期のカワハギ釣りでは、十二分の釣果でした。


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巳之助丸さん、浩喜船長、お世話様でした。


巳之助丸さん常連の皆さま、ありがとうございました。

 


これから増々目が離せなくなるカワハギ釣り。今年はどんなストーリーが待っているのでしょうか。


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【釣り教室のご案内】


カワハギ 9月19日(月祝) 久比里・巳之助丸さん


カワハギ 9月25日(日)  長井・小見山丸さん

 

江戸前とは・そのエリアは? より続きます


江戸前の食味、それは、鮨、天麩羅、鰻の蒲焼、佃煮、浅草海苔をもって、江戸が生んだ五大食文化と言われていいる説があるそうです。


その中の、ウナギの話しで面白い記述があります。

昔は、隅田川の両国周辺、河口周辺でとれたものだけを「江戸前」と言っていたようで、「江戸前」自体がウナギを、ウナギ料理を指していたと言われていたようです。

それより北でとれたウナギを「江戸後ろ」、「旅ウナギ」、「旅もの」として区別していたということで、「江戸前」にかなりの拘りを持っていたことが窺い知れます。


ウナギが江戸前の代名詞だったようですが、いつの頃からか「鮨」が江戸前に取って代り、現代のように、そのネタの保存技術が発達していなかった昔は、傷まないなれ鮨を即席に作ることをアレンジ、酢を使って魚を〆シャリを作り、煮蛤のように、熱を通した仕事が発達して行ったようです。

鮨もそうですが、天麩羅も江戸時代のファストフードとして庶民に親しまれていたようで、鮨も天麩羅も街角で、屋台で売られていたようで、現代のように高級なイメージとは縁遠い、手軽な食だったようです。


佃煮は、ご存知佃島が発祥のようで、漁師は佃煮を作るのに、ダボハゼなどの雑魚を使っていたようで、面白いのは現代のように、砂糖などの甘味料を入れず、醤油のみで煮ていたということです。


今の時代は、鮨、天麩羅、鰻の蒲焼、佃煮、浅草海苔の、江戸が生んだ五大食文化を、当時と忠実かは別として、現代流でほとんど楽しむことができます。

ですが、浅草海苔だけは存在せず、お台場辺りで試験的に作っている海苔が、現在では江戸前のようで、その味は格別とのことです。

富津岬の南側、湾フグ釣りの大場所である大貫沖では、冬になると筏状の海苔ヒビが浮かび、海苔漁師が、今残る江戸前の海苔を作っています。



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