「江戸前」とは、釣りをせずしても、たまに耳にする言葉ですが、船釣りにおける江戸前の意味することは、どんなところなのでしょうか?
古の呼称である江戸は現在の東京都ということは周知の通り、「江戸前」とは「江戸湾の前」、東京都が面している東京湾を指す記述もあり、江戸川の河口から、多摩川の河口辺りまでを「東京都内湾」すなわち江戸前とするものもあるようです。
また、初期の江戸前は、隅田川河口から西側を指したとも。
東京湾は東京都、神奈川県、千葉県に面していて、東京都ではその全ての沿岸が、他2県でも、かなりの沿岸線が埋め立てられいます。
東京湾の埋め立ては、江戸時代の後期から始まったようで、埋め立て以前の海岸線は、現在の台東区浅草辺り、両国辺りにあったといわれ、「浅草海苔」の呼び名はその名残だと考えられ、浅草のすぐ前の海で収穫された海苔だったのでしょう。
さて、現在「東京湾」の定義は、千葉側の洲崎と、神奈川側剣崎を結んだラインの内側を東京湾と呼び、さらに、富津岬と観音埼を結んだラインの内側を「内湾」、外側を「外海(又は外湾)」と呼んでいるそうです。
ですから、船釣りでいうところの江戸前は、概ね内湾を指すことが多いようで、今盛りのアナゴ釣り、手バネで活きエビを使うスズキ釣り、シロギス釣りなどは江戸前の釣り言えるのではないでしょうか。
また、内湾では、タコ、(アカメ)フグ、メバル、カサゴ、アジの他多くの魚種が狙えます。
東京湾は、世界的に見ても稀な、26本もの流入河川がある、栄養豊かな豊穣の海なのです。
江戸前とは・その食味 に続きます
古の呼称である江戸は現在の東京都ということは周知の通り、「江戸前」とは「江戸湾の前」、東京都が面している東京湾を指す記述もあり、江戸川の河口から、多摩川の河口辺りまでを「東京都内湾」すなわち江戸前とするものもあるようです。
また、初期の江戸前は、隅田川河口から西側を指したとも。
東京湾は東京都、神奈川県、千葉県に面していて、東京都ではその全ての沿岸が、他2県でも、かなりの沿岸線が埋め立てられいます。
東京湾の埋め立ては、江戸時代の後期から始まったようで、埋め立て以前の海岸線は、現在の台東区浅草辺り、両国辺りにあったといわれ、「浅草海苔」の呼び名はその名残だと考えられ、浅草のすぐ前の海で収穫された海苔だったのでしょう。
さて、現在「東京湾」の定義は、千葉側の洲崎と、神奈川側剣崎を結んだラインの内側を東京湾と呼び、さらに、富津岬と観音埼を結んだラインの内側を「内湾」、外側を「外海(又は外湾)」と呼んでいるそうです。
ですから、船釣りでいうところの江戸前は、概ね内湾を指すことが多いようで、今盛りのアナゴ釣り、手バネで活きエビを使うスズキ釣り、シロギス釣りなどは江戸前の釣り言えるのではないでしょうか。
また、内湾では、タコ、(アカメ)フグ、メバル、カサゴ、アジの他多くの魚種が狙えます。
東京湾は、世界的に見ても稀な、26本もの流入河川がある、栄養豊かな豊穣の海なのです。
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