林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2017年07月

釣友の伊藤さんは、所属されている会社の釣り部の部長を務められており、その方々と彼の釣友でのタチウオ釣りを企画、釣り教室スタイルで開催いたしました。

釣り宿は羽田のえさ政さん、7月22日(土)に18名様がお集まりになりました。

 

この日は主催の伊藤さんが皆さまをお待ちになり、釣り座決めのくじ引きを行いました。

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おっとそこで、F1を手に取りご満悦の表情、これは、今年のダイワのカワハギロッドで、皆さまに実物をご覧いただきました。

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そんな心が逸る出船前、「近くを通りかかったものだから」と、荒谷さんが沢山の差し入れを持ってやってきてくれました。そして、「止めてある車が邪魔になるから」とすぐに、颯爽と帰って行く後姿を皆で見送りながら、「カッコイイ~ねぇ~、荒谷さん!」とだれ彼ともなくつぶやくのでした。

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釣り教室のレクチャー前、伊藤部長が部員の皆さんに、ダイワのタチウオ仕掛けテンビンを配っておりました。これで皆さん、お土産が確保できたようなものですね!

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さて、船上にてレクチャー開始です!

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レクチャーでは、簡単なタチウオ釣りの歴史、現代までの変遷や、先週の状況を踏まえての当日の組み立て、適したタックル、仕掛け、釣り方などをお話しさせていただきました。

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レクチャー終了後、舫を解かれた船は、柳沢船長の操船で一路大貫沖に向いました。

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1時間近く航行すると、そこには大きなタチウオ船団が! その密集度に、期待できそうな雰囲気が漂います。

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ポイントに到着して1投目、難なくタチウオを釣り上げたのは「ゴウちゃん」こと三浦さん。Aブリッツモバイルを愛している釣り師の1人であり、その復活を心待ちにしています。

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豪快に抜き上げるのは大石さん。正確なシャクリでこの後も釣り続けていらっしゃいました。

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千葉さんも丁寧なシャクリで次々にGET! 道具にあまりこだわらず、いつもご自分の腕で釣り上げるあたり、流石の一言です!

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小松原さんは、スタートダッシュで2連荘! 2本バリ仕掛けを1本にして挑んだことが、功を奏しました。

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嵯城さんはジグで挑戦! スピードを変えたりピッチを変えたりしてタチウオの機敏を伺います。アワセがバッチリと決まりました!

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中盤に差し掛かり、残念ながら朝一の食いはダウン・・・。この辺りで僕も、竿を出してみることにしました。

日が昇るにつれて食いが渋く、活性が下がって行くタチウオですが、当日はそれにプラスして潮止まりに向かう潮見でした。

潮は茶色く濁っており、東京湾特有の夏の潮色でした。

そんな条件でありましたので、活性が低い=誘いを遅くすること、強い濁り=視界が悪いことの2つを鑑み、シャクリはリールのハンドル1/8を基準に、でもエサは小さなストロークでもキビキビ動くようにロッドアクションを加えてシャクリを入れていると、エサの端を咥えた挙動が、リーディング73-MHの穂持ちを押さえ込むモタレとなって表れました。

この状態では、タチウオの口にハリ先は触れていないわけで、そこから食いを促す為に、その場で細かくシャクリを入れると、穂先を小刻みに揺する、ハリまで咥えたタチウオが水中でバックする感触にアワセが決まりました。

アワセを入れてからは、ロッドとラインを直角に保ち、十分ロッドの弾力を使いながら、ポンピングせずに巻き上げてきますが、そんな時スパルタンは心地良くタチウオを寄せてくれます。

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さて、そんな状況の中、鈴木 利枝さんもジグで狙いました。聞けば翌日、タチウオのジギング大会があり、当日はプラとのことでした。結果はどうだったんだろうな~?

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柳澤さんは手堅い1本をGET! 根気よくシャクリを続けた結果ですね。お見事。

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永松さんはタチウオ釣り初挑戦! タチウオフリークの伊藤部長の指導もあって、会心の1本を釣り上げました!

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マイペースで釣りを楽しまれている市川さん。シャクリながらドスンというアタリに、しゃにむに巻き上げ良い表情です。

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トリッキーなタチウオに、前半苦戦されていた浅石さんでしたが、でも、ある「秘策」でこの通り! 是非次回も試してみていただけたらと思います。

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ここで、「タチウオ釣りなら俺に訊け」とばかりに、この釣りにかけての情熱が人一倍強い伊藤部長。ただ、そうしたことか前半は苦戦・・・。それを補うように後半は、タチウオを自分の間合いに入れ込み3連荘!! 流石でしたよ、部長っ!!

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ジグとエサをスイッチしながら楽しんでいた杉山さん。このタチウオはエサでヒットしました。

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この日、船中最大のタチウオを釣り上げたのは緒方さん。堂々の指5本、お見事でした!

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小鶴さんは、イカメタル用のロッド、ジグヘッドを使ったりして楽しんでおられました。これはエサ釣りでの1本。

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さて、夏の日差しと心地良い南風を受けながら、皆さんタチウオを釣り上げることができました。

今回、講師に抜擢いただいた伊藤さん、そして釣り部の皆さま、ゲストの皆さま、ありがとうございました。

えさ政さん、大船長、女将さん、柳沢船長、お世話になりました。

 

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伊藤さんの会社の釣り部会は、次回はカワハギですかね。

でも、「今回タチウオが楽しかったから、またタチウオで!」という声もあるとかです。

またよろしくお願いいたします。

 

最後に利枝ちゃん、おちゃめ!!

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【今後の釣り教室のご案内】
 
8月  6日(Sun) 剣崎沖解禁カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん (キャンセル2名有)

      11日(Fri) カワハギ釣り教室 Vol.2 at 巳之助丸さん(募集中)

      13日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室 Vol.3 at えさ政釣船店さん(募集中)

   27日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室Vol.4 at えさ政釣船店さん(募集中)


7月21(金)、去年より、年を越してもカワハギ釣りの乗り合い船を続けている腰越の池田丸さんにて、今年のカワハギロッドや用品のインプレッション動画撮影に行って参りました。

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当日は南風で晴天、これぞ夏ハギという雰囲気の中、橋本船長の操船で出船いたしました。

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 早くF1を使いたくてうずうずしていましたが、ポイントが近い腰越沖のこと、江の島の沖にすぐに到着、早速の第一投です!

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底は砂地で、たまに低い根が点在、所々カジメもありました。

そんな、底をオモリでコンタクトして、カワハギの生息場所である海底付近をリサーチするのですが、そのオモリからのシグナルには目を見張るものがありました。

もう10年以上前になりますが、始めて極鋭カワハギが発売されたとき、実際に船で使ってみると、30mある水深が20mに感じたものでした。

それからAIRになり、更に水深が浅く感じ、今回のF1では、その水深がかなり浅く、オモリが伝えるリアルな情報がより大きくなりました。

さて

そうして釣り続けて行きましたが、潮が緩いこともあり、産卵後期のユックリとした食いのカワハギを鑑み、スローな釣りを展開してみました。

シンカーを使って仕掛けをフワフワと動かし、時折聞いてみるを繰り返してみます。

そこで「コツン」と、頭を振るアタリがあれば、もう一度仕掛けを送り、ハリを口の中より深くに送ってから、やおらロッドを立ててアワセを入れます。

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 でもやはり、「無駄を排除して、最速のレスポンス」を追求したF1の真骨頂はラインの張った釣りであるわけで、宮澤さんが提唱している「5ステージ理論」のステージ3~5を試したく、オモリをヒラウチ後に宙で誘いを掛けながらの釣りを試してみました。

すると・・・

ハリを噛んだ「カチッ」というアタリの手感度は極鋭中最高のものであるという手応えと共に、「モゾモゾ」、「グチュグュ」といった、エサのアサリをついばんでいるであろうアタリも手感度で伝わってきました!

そこで、F1のティップを5センチ下げ、1センチ聞くと、カワハギが頭を振りながら抵抗する「ゴッゴッゴッ」という、小気味よい引きが伝わってきました。

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F1は手に取ると一見硬く感じますが、SVFナノプラスで絞り込まれたカーボン繊維は柔軟性も兼ね備え、カワハギを掛けてからのいなしは、スパルタンのATDも手伝って、引き込まれればヌルリとラインが、適度なテンションを保ったまま放出されて、クチビル1枚の掛け所でも抜き上げられました。

 

当日は、つり情報さんの取材もあり、この内容は8月12日発売号に詳しく掲載される予定とのことです。

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かやごんはアナリスター7:3を担当。

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豪太くんはアナリスター8:2、堀江さんは9:1を担当いたしました。

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池田丸さん、橋本船長、たいへんお世話になりました。

 

このインプレ動画は8月にリリースされる予定、「1454表記なのに、なぜ1455を凌駕しているのか?」他、F1を赤裸々に語らせていただきました。
こちらはもう少しお持ちいただけたらと思います。

 


今年も熱くなりそうなカワハギ釣りは、8月1日の剣崎沖解禁仕立てでキックオフ! 今年は100名近ご参加予定をいただいております。

Newロッドの試釣り会も兼ねており、今からたいへん楽しみでありません。

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【今後の釣り教室のご案内】
 
8月  6日(Sun) 剣崎沖解禁カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん (キャンセル2名有)

      11日(Fri) カワハギ釣り教室 Vol.2 at 巳之助丸さん(募集中)

      13日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室 Vol.3 at えさ政釣船店さん(募集中)

   27日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室Vol.4 at えさ政釣船店さん(募集中)


ご好評に付き8月にもう一度、えさ政釣船店さんにて、タチウオ釣り教室を開催させていただきます。

初期は不安定ながら、多くの釣果を記録することもあり、夏タチ最盛期の8月は今から楽しみな時期となります。


釣り教室では、出船前にレクチャーをさせていただいております。

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レクチャーでは、簡単なタチウオの生態、LT夏タチウオ釣りに適したタックルと仕掛け、釣り方等をお話しさせていただいております。


ポイントでは、その日の状況に合った釣り方をご指南させていただいております。

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この時期は数釣りとなり、多くの本数のタチウオを釣り上げるには、それなりのテクニックがあるものです。

参加ご希望の方は、直接えさ政さんにご予約をお願いいたします。


船 宿:えさ政釣船店さん


日 程:8月27日(日)

時 間:レクチャー開始 6:45 出船 7:15 沖上り 14:30(予定)

乗り合い料金で開催です。

参加ご希望の方は、えさ政釣り船店さん(TEL:03-3743-1585 直通モバイル:080-5449-0147)へご予約をお願いいたします。


皆さまのご参加をお待ちしております。


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【今後の釣り教室のご案内】
 
8月  6日(Sun) 剣崎沖解禁カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん (満船御礼)

      11日(Fri) カワハギ釣り教室 Vol.2 at 巳之助丸さん(募集中)

      13日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室 Vol.3 at えさ政釣船店さん(募集中)

   27日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室Vol.4 at えさ政釣船店さん(募集中)



極鋭空手の創始者、故 大山 倍達氏は「空手の修練をするとき、たとえば拳であれば、巻き藁など一打ち続け、己の手が変形するまで・・・」のような記述を残しておりました。

空手の基本である正拳突きを繰り返していると、拳を握った人差し指と中指の第三関節の出っ張った部分を打ち付けるので、そこの骨が緻密に強固になり、果ては「拳ダコ」と言って、そこの間節の表皮が大きなタコになってくるもので、これは、拳を付いての拳立てでもできてくるのです。


これは、格闘技である空手でのお話しですが、釣りではどうでしょうか?

アナゴ釣りでは、右手の親指の爪を伸ばしておき、そこにヤスリで刃を立てるように砥げば、スピーディーに、手返しよくイソメを切ることができますが、これは変形とは言いませんよね。

釣りでの変形・・・

僕の場合は、右手の中指と薬指に、僅かながらですがそれが見られます。

ゼロテンパーミングをする時は、右手の中指が、リールをねじ込み固定するフォアブリップ辺りとなり、そのグリップを支える中指の第一関節の横が水膨れとなったり、タコになったりすることがありました。

また、小指で力強くグリップを握る為、爪が埋没加減となり、爪の下に血が滲んでしまうこともあります。


ゼロテンパーミングをお伝えするとき、「車のハンドルは丸い輪ですが、それを三角形にしたような感じで、ゼロテンパーミングはロッドを握り難いパーミングなのです」とお伝えしております。

ただ、一度習得してしまえば、揺れる船を制することとなり、船釣りにとって強い武器となるのです。


何もそこまでしなくても良いのです。釣りは趣味の部分も多く、全ての釣り人が突き詰めなくても良いとも思います。


【今後の釣り教室のご案内】
 
7月23日(Sun) 追加日程・LT夏タチウオ釣り教室 at えさ政釣船店さん (募集中)


8月  6日(Sun) 剣崎沖解禁カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん (満船御礼)

      11日(Fri) カワハギ釣り教室 Vol.2 at 巳之助丸さん(募集中)

      13日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室 Vol.3 at えさ政釣船店さん(募集中)

   27日(Sun) LT夏タチウオ釣り教室Vol.4 at えさ政釣船店さん(募集中)





ここの所、船宿HPの釣果情報覧を覗いていると、釣友が竿頭になった写真を多く見受けるのです。

それは、数年前のTKB(東京湾カワハギバトル)でお声掛けいただいた方。

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最初に参加された釣り教室にはご夫婦で、その後は奥様単独でいらっしゃる方。

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一つの船宿さんに通い詰め、納得の釣りをされての賜物である方。

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はたまた釣り教室で・・・、いやいや釣り教室は、竿頭を競う場ではないのですが、初めての釣り物で、経験者よりも一番釣ってしまう方など、SNSが発達している現在、これらの情報は目に飛び込んでくる度に、我ことのように嬉しいものなのです。

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自論ではありますが、竿頭は目指すものであって、自慢するものではないのではないかと思っております。


応援しております。





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