林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

2017年09月

昔ながらの、個人経営の中華屋さんに入ると「うま煮」というメニューが壁の短冊に貼ってあることがあります。

地元のラーメン屋さんでも、家で出前を取る時、中学生の頃だったでしょうか「うま煮そば」なるものを恐る恐る、母に注文をお願いしたことがありました。

肉でも野菜でも、炒め煮したものが、広義の意味でのうま煮なんだそうです。


さて、そんなうま煮(もどき?)なるものを我家で作ってみたところ、特に子供たちに大好評なのです!

玉葱を、みじん切りにする際の大きさをわざと違えてみて、時間差で仕込むことで、細かいのもは調味料に、荒いものは具材としています。

個人的にはビールのツマミに、ご飯に、そして保存も効きますので、この場でご紹介してみたいと思います。

雨の日の日曜日「なっ、パパの料理って、ママとは一味(もふた味も)違うだろ?」っと、小さなお子様がいらしたら、至極簡単ですので、ご一緒に作ってみてはいかがでしょうか。


〔材料〕

ブタの粗挽き肉 300g
玉葱        中2個
牛脂          1個
調味料として   焼肉のタレ・塩・粗挽き黒胡椒・鶏がらスープの素・醤油・サラダ油など

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牛肉を買うと無料の牛脂、今回はコイツが味の決め手になります!

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レジのお姉さんがカゴの中の牛脂を発見、「あれっ、このお客さん、牛肉買って無いのに・・・」って顔で見上げたら・・・
「それは想定内なんです」ってな心持で、用意している満面の笑みで迎撃、その空気で包み込んであげちゃえば全ては丸く収まる筈です(今まではそうでした)。

さて、それでは作ってみましょう!


①玉葱はそれぞれ5mm位の細かなみじん切りと、10~15mm位の、かなり荒いみじん切りにします

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②中華鍋を熱し、サラダ油を大さじ1杯位が馴染んだら、細かいみじん切りにした玉葱を炒めます

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中火~弱火で炒めて行って、透明になり、やや浅く焦げ色がついたら、ここで一旦皿に取っておきます。これは後で、「あま旨い調味料」として、再度中華鍋に帰ることになります

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③粗挽き肉のラップを剥がし、粗挽き胡椒と塩をします

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④先程の、まだ余熱が残る中華鍋に牛脂を入れ中火に、ほぼ溶けたところで粗挽き肉を投入し炒めます。鍋肌にくっつき加減になりますが、玉杓子で剥がしながら炒め進めると、肉から脂と水分が出てきてくっつかなくなります。

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⑤肉の表面の色がほぼ変わったころ、荒くみじん切りにしておいた玉葱と、第二の決め手、鶏がらスープの素大さじ1杯位を投入、中火で炒め続けて行きます

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1~2分経つとこんな感じです

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⑥玉葱がやや透明になってきたかな? の頃合いで、先に炒めておいた玉葱を投入、更に炒めて行きます

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⑦馴染んだところで火を全開に、焼肉のタレをドボドボと多目に(好みで小口切りの鷹の爪など)、そう、目見当で50cc以上は確実に入れながら、中華鍋を返して返して馴染ませます。味見して、ちょっと薄い、甘いといった感じなら、醤油を回しかけます


出来上がりはこんな感じです。

鍋に蓋をして自然に冷まし、肉と玉葱に味をしみ込ませれば完成です!

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最初に炒めて取り置いておいた玉葱は、本格的なカレー作りのレシピから思いついたのです。

↑ と言っても本人は、玉葱を気長に炒めてルーに溶かし込むといった、手の込んだ本格カレーを作ったことはないのですが・・・。

普段、粗びきのひき肉って、あまり我家の食卓でには上らないのですが、上顎と下ですりつぶすことができる、上品で柔らかな「そぼろ」とは対極な、小さいけれど、肉各々が主張し、荒く切った玉葱の噛み応えが楽しい一品となります。

お子さんには焼肉のタレを入れる時、少量の砂糖などで甘くも良いですし、左党には、醤油とタレを半々で、鷹の爪も入れて、キリッと硬派な酒のあてとしても楽しめることと思います。

また、今回は300gの肉を使いましたが、「半額シール」が目に飛び込んできた時は、思い切って2パック買い、それぞれ倍量で作り置きにしています。

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「玉葱、大粒しか無いなあ」など迷ったら、玉葱に関しては、この料理で多すぎることはありませんので、ふんだんにお使いいただけたら、甘みが増し、うま味も深くなると思います。

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是非お試しいただけたらと思います!

船釣りのポイントは様々であり、磯がそのまま海に落ち込んでいたり、海底に隆起する岩礁である「根」は、その根自体に生息する魚、その周囲をエサ場としている魚がいたりして、根に当たる潮の反対側では、反転流で出来た渦にプランクトンが、それを食べる小魚が、そして、それらを捕食するフィッシュイーターがと、食物連鎖が成り立つわけです。

一方、何の変哲もないフラットな砂地にも、実は窪みがあったり、掛け上りがあったり、その中に根が点在していたりと、そんな変化のある場所がポイントとなるのです。

水深数百メートルの沖にある、巨大なブイである「パヤオ」。
パヤオを固定するロープには、様々な水生植物や生物が宿り、それを小魚が、小魚を食べる魚がと、そのロープを遠巻きにする程大きなフィッシュイータが付くのです。


たとえば冒頭の根であれば、岩の隆起が海底にあるわけで、捕食魚に襲われた際にも根の隙間に隠れることができ、潮が早くなってしまっても同様、水温低下でもそれは予想できます。

一方フラットな砂地はどうでしょうか?

海底から浮いて泳いでいれば、死角になる下部後方からの捕食魚の接近もあるかも知れません。

また、潮が早ければ遮るものがないので、遊泳力の無い魚は長され加減になってしまうのではないでしょうか。

水温の変化にジッと耐える場所も無い。

とすれば、変化の無い場所は変化が多い場所と言えるかも知れません。


カワハギ釣りの大場所である竹岡沖は、航路や根はあるものの、緩やかな砂地も多く、変化の少ないポイントになるかも知れません。

ですので、前日とは全く違った釣り方でないと通用しないことも多々あるものです。

「竹岡沖には魔物が棲む」といった揶揄も、そんなところから言い始められたのかも知れません。



【釣り教室の予定】

10月1日(Sun) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん(満船御礼・キャンセル待ち)

10月7日(Sat) DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(満船御礼・キャンセル待ち)

10月9日(Mon) 追加日程DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(募集中)

10月14日(Sat) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん(募集中)

10月15日(Sun) エギスミイカ釣り教室 at 吉久さん
(募集中)


   【RYO'S METOD How To DISC & Sticker】

カワハギ仕掛け作りのご参考に RYO'S METHOD カワハギ仕掛け作りの決定版!

船にもある釣り座の優劣を解りやすく解説 潮の流れと風と釣り座

また、2017年バージョンのステッカーも好評発売中です!

船釣りの、特にカワハギ釣りには必要不可欠のチョイ置き船縁トレイ

エサのアサリの水切りができ、隣には、オモリ等を収納できるスペースがあり、マグネットには替えバリを置いておくことができます。

そんな船縁トレイですが、アサリから滴る水分が、下の方のアサリに付いてしまったりすることはないでしょうか。


僕は、ペットのトイレ用の、高分子吸収体が入ったマットを100均で求め、それをトレイの形にカットし敷いています。

そこに、水切れの為高さを出すために割りばしを縦に2本置き、その上にネットを置くようにしています。

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こうすれば、アサリからの水分が滴っても、トレイの底である程度は吸収されますので、快適なエサの状態を保てます。

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船にもある釣り座の優劣を解りやすく解説 潮の流れと風と釣り座2017年バージョンのステッカー10月1日(Sun) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん10月7日(Sat) DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん10月9日(Mon) 追加日程DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん10月14日(Sat) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん
10月15日(Sun) エギスミイカ釣り教室 at 吉久さん

 




DKO強化合宿・初日より続きます


初日、宿での自由行動では、皆さん1部屋に集まり杯を傾け、初日の釣りについて、コッパ攻略法など、ディープな釣り談義だったようですが、僕は風邪を引いてしまったらしく発熱、薬を飲んでバタンキューだったのでした・・・(へタレ)

翌24日(日)は、DKO予選さながらの、くじ引きをしての乗船といたしました。

宿の横でくじ引きをしているとそこに、
2016年DKOチャンプの小林さんがご挨拶に来てくれました。
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彼は当日、山天丸さんで、昨日のゲストの前田さん、かやごん、増澤さん達とプラで乗船なのだそうです。  

さて、当日はほぼ無風、前日とは打って変わっての凪の中を船は航行して行きました。

やはり朝一の活性は高く、この日ばかりは教室でも釣り座がある僕は、1投目からダブルと
幸先の良いスタートでした。
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2日目もほぼ同じ潮見となり、開始からバリバリとアタリが続き、程なくツ抜け、20、30と数を伸ばして行きました。 ただ、前日は1時間位あったサービスタイムは15分程で終了で、そこからはアタリがごく小さくなり難しい展開となりました。

ハリをとっかえひっかえ、ロッドを替えたりと、できうる想定でアジャストを試み、この日僕は57枚釣り上げることができました。  

下船後は、この合宿2日間の総評をお話しさせていただきました。 RIMG0777

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合宿での釣り教室、反省会もありながら、翌日また沖で答え合わせをしました。

ご参加いただきました皆さまには、DKO本番で何か一つでもプラスになることがあればと切に思っております。

巳之助丸さん、大船長、女将さん、功一船長、友康船長、お世話になりました。 RIMG0785

 

DKO強化合宿は、また来年? かな?? RIMG0725

以前1度開催してことがありましたが、DKOの予選突破、果てはファイナリスト、優勝を目指した、合宿形式の釣り教室を開催させていただきました。

今年は合宿開催希望の声が多く、DKO予選の約2週間前、当日と潮見がほとんど同じ9月23日(土)、24日(日)の2日間にて、久比里の巳之助丸さんで開催いたしましました。

 

初日は朝から雨・・・。止む予報でしたが、その中でアサリを剥く方や、受付けをいたしました。

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初日は、釣り座は自由という設定で、わざと潮裏に入るのも良し、4角に入って練習するもよしといたしました。

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出船前のレクチャーでは、カワハギ釣りの基本的な内容は避け、毎年参加しているその時々のDKOに対する心持ちを前半お話しさせていただき、後半は「魔物が棲む竹岡沖」と揶揄される理由、攻略法などをお話しさせていただきました。

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レクチャーが終わると定刻少し前に出船、今年絶好調な竹岡沖のゲバチ根、甚九郎根辺りに船は向かいました。

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北北東の風が強く、左舷に飛沫を受けながらの航行でしたが、開始の合図が出るとすぐに、ダブルでのスタートとなりました。

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当日の状況は、強めの北北東の風で昼過ぎまで下げ潮、右舷艫3番の小前さんにアタリが続いていました。


釣り方は、釣り教室でもお伝えしてるごくオーソドックスな方法で、ヒラウチしながらの誘い下げで、着底寸前が底で掛けるといったものでした。


ロッドを持って隣に入り同じように釣ってみましたが、なぜか僕にはほとんどアタリが無いのにもかかわらず、彼だけがカワハギを上げて行くのでした・・・

 

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そんな小前さんが57枚のカワハギ釣り、40~30枚台も多い中、
初日の釣りは終了いたしました。

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今回は合宿での釣り教室ですので、沖上り後は、食事をながらゲストとしてお呼びした前田さん、かやごん、増澤さんを交えて反省会を行いました。

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まず小前さんより、当日の釣り方を詳しくお話しいただきました。

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40枚台を釣った立川さん。

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同じく40枚台の冨永さん。

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ゲストの方々には、DKOに出場するにあたっての心の動き、心境などをお話しいただきました。

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かやごんは、初回から出場している自分の成績表を作ってきてくれたり、パネルを作ってきてお話しいただきました。

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最後は、増澤さんより「アミノソルト激旨」を賭けたジャンケン大会で〆となりました。

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さてこの後は、皆で宿に向い自由行動、明朝は実践さながらのくじ引きをしての乗船となります。

 

DKO強化合宿・2日目に続きます



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【釣り教室の予定】

10月1日(Sun) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん(満船御礼・キャンセル待ち)

10月7日(Sat) DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(満船御礼・キャンセル待ち)

10月9日(Mon) 追加日程DKO強化カワハギ釣り教室 at 巳之助丸さん(募集中)

10月14日(Sat) カワハギ釣り教室Vol.6 at えさ政釣船店さん(募集中)

10月15日(Sun) エギスミイカ釣り教室 at 吉久さん
(募集中)


 


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