去年、一昨年と東京湾のマダコの沸きが良く、連日トップ釣果は30杯前後を推移し、個人的には束に迫る釣果を出せた日もありました。



そんな去年、一昨年は、関東でエギタコタックルでの釣りもブレイクし、現在ではテンヤ釣りよりもタコエギでの釣りの方が多いかも知れません。



また、僕がエギタコ釣りを始めた当初、それは６、７年前になると思いますが、湾奥のマダコ船の船縁の穴にロッドを差すと「この船はマダコの船だよ」と、当時は100％手釣りのマダコ釣りの事、いつもこんな優しい注意を受けていたものです。


さて、今年のマダコの釣れっぷりはひと段落、去年、一昨年のようには釣れないものの、これが普通の年の釣れ方ではないでしょうか。





東京湾のマダコの流通量は少なく、地元の千住の市場では、キロ当たりアワビと同等の価格だそうで、その価値の高さを感じさせます。

そろそろ終盤にさし掛かる東京湾のマダコですが、段々と型は大きくなってきているとはいうものの、まだ小型も沢山いるようです。

高級食材である東京湾のマダコ、是非ご自分で釣られて、そして料理していただけたらと思います。




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#当たり年と普通の年

「ショウサイフグ」の「ショウサイ」って何だろうと思ったことはないでしょうか。

沿岸に棲むフグゆえ、砂浜に寄せては返す「潮騒」から「ショウサイ」の名をなったそうです。

湾フグ釣りでのメインターゲットとして、年間を通して一番多く釣られているのではないでしょうか。


先日の湾フグ釣りではアタリが遠く、様々な情報から船長は船を沖に出しました。

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#永遠の中の一瞬にシビレる！

夏タチと遊ぶ <前編> より続きます


ではと、２つの工夫をしてみました。

１つ目はハリをサイズダウンしたこと

２つ目はエサをトリミングして小さくすること

でした(実はもう２つあるのですが、そこは釣り教室にて)。

また、反応から下にいるタチウオは活性が低く、反対に、反応より上に出てくるタチウオは活性が良い事を鑑み、狙うタナを底から8mから18m位にしてみたのです。

すると、シャクリとシャクリの間の止まった瞬間に訪れるモタレも大きく重さのあるものになり＝ハリ掛かりが飛躍的に良くなりました。


ただ、そういった入れ食いパターンは長く続かず、セオリー通りに段々とアタリが遠のいて行きました。



そうなるとギアを落とし＝誘うスピードを遅く、止める時間を長く　して行きながら、最終的には攻めている棚をデッドスローでエサを通過させるようにしました。

心地よい南風に緩やかに揺れる船、そんな揺れで、リールをごくユックリと巻いているとすれば、穂先はやや曲がり加減になった後にフッと戻ることを繰り返しています。

その曲がり加減から戻らなくなった時が、タチウオがエサのタラシ部分を咥えている時で、デッドスローの釣りではそこからハリ先が口の中に掛かる、ひときは重く大きなモタレが本アタリとなり、それを出そうとテンションを掛けて聞き上げてみたりするのですが、その瞬間にエサを放してしまったりと、静の釣りではありますが、心境はハラハラし通しなのです！

そういった攻防を制して掛けた１本は、たとえ型が小さくても誇らしものなのです。


ただ、そんなかなりギアを落としたユックリとした釣りも、日が高くなるにつれてアタリがスローダウン・・・

そこからどうするかというと、再びシャクリを入れた釣りに戻し、今度は食欲ではなく反射(リアクション)でエサを食むような釣りにチェンジして行ったのでした。


一番釣った方で30本オーバーの釣果、僕も20本以上は上げたと思います。


潮の動きで、また、日の傾き方で、その他様々な影響を鑑み、魚が今なのを考えているのかを思い計り、次の一手を打って行くとき、それに響くようにアタリが出て釣果が上がること、それも釣りの一つの喜び、醍醐味ではないでしょうか。

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