林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

タグ:夏タチと遊ぶ

夏タチと遊ぶ <前編> より続きます


ではと、2つの工夫をしてみました。

1つ目はハリをサイズダウンしたこと

2つ目はエサをトリミングして小さくすること

でした(実はもう2つあるのですが、そこは釣り教室にて)。

また、反応から下にいるタチウオは活性が低く、反対に、反応より上に出てくるタチウオは活性が良い事を鑑み、狙うタナを底から8mから18m位にしてみたのです。

すると、シャクリとシャクリの間の止まった瞬間に訪れるモタレも大きく重さのあるものになり=ハリ掛かりが飛躍的に良くなりました。


ただ、そういった入れ食いパターンは長く続かず、セオリー通りに段々とアタリが遠のいて行きました。

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そうなるとギアを落とし=誘うスピードを遅く、止める時間を長く して行きながら、最終的には攻めている棚をデッドスローでエサを通過させるようにしました。

心地よい南風に緩やかに揺れる船、そんな揺れで、リールをごくユックリと巻いているとすれば、穂先はやや曲がり加減になった後にフッと戻ることを繰り返しています。

その曲がり加減から戻らなくなった時が、タチウオがエサのタラシ部分を咥えている時で、デッドスローの釣りではそこからハリ先が口の中に掛かる、ひときは重く大きなモタレが本アタリとなり、それを出そうとテンションを掛けて聞き上げてみたりするのですが、その瞬間にエサを放してしまったりと、静の釣りではありますが、心境はハラハラし通しなのです!

そういった攻防を制して掛けた1本は、たとえ型が小さくても誇らしものなのです。


ただ、そんなかなりギアを落としたユックリとした釣りも、日が高くなるにつれてアタリがスローダウン・・・

そこからどうするかというと、再びシャクリを入れた釣りに戻し、今度は食欲ではなく反射(リアクション)でエサを食むような釣りにチェンジして行ったのでした。


一番釣った方で30本オーバーの釣果、僕も20本以上は上げたと思います。


潮の動きで、また、日の傾き方で、その他様々な影響を鑑み、魚が今なのを考えているのかを思い計り、次の一手を打って行くとき、それに響くようにアタリが出て釣果が上がること、それも釣りの一つの喜び、醍醐味ではないでしょうか。

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大人気のタチウオ釣り、ポイントには大船団ができ、夏には大きな入道雲を眺めながらの釣りとなります。

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この夏東京湾の走水沖のタチウオのエサ釣りでは、底付近の反応で小型が多く、口が小さいゆえ掛けるのが難しい場合も多く、ゆえ面白い釣りとなっています。

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様々な状況がありますが、タチウオの反応が上下にバラついている時、それはタチウオが活発にエサを探しているときであり、経験上活性が高い時が多いものです。

具体的には水深が70mだとすると反応が30mから60mなど、反応の高さがある時にそう思うのです。

ところが、底に張り付いている反応の時はタチウオが休息しているのか、低活性の時が多いものです。


先日は底から10mの所に帯状の反応があり、船長の指示ダナは「底から15mまで」と、上へ上へとエサを追うタチウオのこと、反応を過ぎても追ってくるタナがアナウンスされました。

その時は釣り教室でしたので、小1時間ご参加の皆さまの様子を窺いながら、シャクリの仕方などをお伝えしながら船を回らせていただき、その後様子を見るためにロッドを出してみました。


濃い反応であり、底付近には小型タチウオがビッシリといるようでした。

と言うのも、底から探ってくると毎回アタリはあるのですが、食い込ませられずに、エサのタラシ部分のみを切り取られてしまうのでした・・・


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夏タチと遊ぶ ≪後編≫に続きます


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