林良一ブログ RYO'S METHOD

テクニカル系船釣りの技術論(METHOD)や精神論をメインに、ちょこっと料理のことなども!

浦安の吉久さんでお知り合いになった山本さん。
同宿でタコ釣りやマゴチ釣りの時お世話になりブログにも登場いただき、お見知りおきの方もいらっしゃるかと思います。

山本さんより「北斎の滝 Vs 30人のツワモノを観ましたよ~」とメールをいただき、そんなやり取りの内容が手長エビ釣りに!
予てから興味があった手長エビ釣り。
中学生の時には自転車を1時間半漕ぎ水元公園へ釣りに、竿を並べられる自作の竿受けを荷台に積んで行ったものでした。

何の釣りも上手な山本さん、手長エビ釣りも20年余りのキャリアだそうで「今日江戸川に釣りに行きますけど、いかがですか?」と誘いを掛けられ(笑)、先日配信されたつり人さんの手長エビ釣り動画を見ていてたこともあり、ちょっと行ってきてみました!


鉄橋の下に釣り座を構える山本さん、4本竿を繰りますが「今日は渋いです・・・」と苦笑いです。

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竿や仕掛け、エサ付けの方法、手長エビ釣りの経験談などをお聞きしながら竿を上げさせてもらったり・・・
そうしたら、今日最小と思われるモエビちゃん? が僕にも釣れました(笑)

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先程いただいた山本さんからのメールによると、3時間余りで51匹の釣果だったそうで、これを「渋い」とは、釣れる時にはきっと・・・(取らぬ狸の何とやら・笑)

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帰りはタコテンヤのパーツ(カンナ・羽子板・金具が5セット入って800円!)を求めに江戸川沿いを南下、吉久さんに向いました。
今年もタコが好調!? 来週のチャリティー釣り会のオークションに、タコテンヤを出そうと思っています。

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スクーターの雨中走行でしたが、ダイワのウエアーのお蔭で濡れは皆無、手長エビ用のハリもしっかり買い込み帰宅いたしました(笑)

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明日は息子の運動会⇒アナゴ釣り取材、手長エビは早くて日曜日かな~。


追記:山本さんからメールをいただきました。

写真は釣果の一部を素揚げにしたものです。

濃い目の塩水で、かき回し洗いを三回ほどやり、真水で流して、よく水分を取ってから揚げます。  盛大に油がはねるので、蓋は必須です。

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昨日放送された BSプレミアム 「北斎の滝 Vs 30人のツワモノ」に、僕は釣り師10人の中の1人として参加させていただきました。

制作会社の担当者様より「釣り師の目線で北斎のきりふりの滝を見てつぶやく、意見を出す」といったご依頼をいただきました。

僕は船に乗り沖に出て釣りをする「船釣り師」ですから、その目線できりふりの滝を見て、ジックリと想いを巡らせたのでした。

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この浮世絵を見てまず思ったことは、「水が流れ落ちる様を表した滝」であるのに、その「水が重力に反して隆起しているように見える」ということ、それが屋久杉の地表に露出した巨大な木の根であるように見え、それはマングローブの根のようにも見て取れました。

それにおどろおどろしい色使いにも気が付くのですが「水の隆起」に着目、船釣り師として「黒潮の隆起」に重ね合わせてみました。

収録中僕は

「船釣り師として、この滝の水の盛り上がって見える様を、『黒潮の隆起』に重ねて考えてみました」

と述べさせていただき

「黒潮とは、日本では九州の南の海域から四国沖、紀伊半島沖を通り、関東、千葉県沖で親潮とぶつかる『外洋に流れる巨大な河』とも言える海流れです。
その大きさは、幅は約100km、深さは1500m前後、早い場所では時速7キロ以上の流れがあり、水温は高いが為にプランクトンなどは生息できす、透明度が高い水色の為青黒く見えることから『黒潮』と言うそうです」

と黒潮についてご説明し、次に

「そんな物凄いパワーがある黒潮のこと、中央部が周辺海域と比べて5メートルほど盛り上がっているのだそうです。
でも考えてみて下さい、黒潮の幅は100kmあるのですから、黒潮の端から中央部までの50kmで5m盛り上がっていると考えると、黒潮の端から100mの場所では1cmしか盛り上がっていない計算となり、実際の海上は水平な大海原に見える筈なのです」

と一気に解説

「ですから、きりふりの滝のように、あたかも消防車の放水ホースを幾筋も並べたような、水がありえない隆起をしながら落ちて行く滝は実際には存在しないのです」

と自分の考えを述べ、その裏付けとして

「では、北斎は何故ありえない滝の絵を描いたのでしょうか? 
こういった考え方はどうでしょうか。
僕は絵画に関してはあまり詳しくはないのですが、海外ではダリであるとか、特にピカソなど、一見何を書いているか全く分からない絵画、抽象的な絵も見受けられます。
どうしてでしょうか?
人間は、今まで見たこともないもの、自分の知識を大幅に超えるものを見てしまったとき、つい見入ってしまうものなのです。
たとえば冬、電車に乗っていてトンネルに入ったとします。『トンネルを出るときっと、真っ白な雪国だな・・・』など想像しながら迎えるトンネルの出口、そこを出るとハワイのような南国だったらどうでしょう? ついつい見入ってしまうはずなのです」

と続け、最後に

「ですから北斎は、そういった『つい見入ってしまう効果』を狙った滝を書いたのではないか。
はたまた滝を北斎の遊び心で書いたのかは今となっては分からないですが、『天才北斎は実際にはありえない滝を描き、その絵に見入ってしまう効果を狙ったのではないか』」

と締めくくりました。

当然つぶやきではなくお話し、トークとなってしまったので、時間の都合上放映させませんでしたが、一船釣り師の目線として、こんなことを考え撮影に臨んできました。



「昨日の〇〇丸さんの釣果は凄かったよね!」、「でも△△丸さんの釣果の方が・・・」など、船宿さんのHPを開けばほぼリアルタイムに手に入るその日の釣果情報があります。

釣友と意気揚々と「それでは明日は△△丸さんにしようか」と、翌日の釣りに想いを馳せる、期待十分の心持ち、楽しい打ち合わせがあるものです。

ただ、釣果情報に「5~30匹」などの記載があると、「きっと自分でも20匹は、いや、あわよくば25匹、いやもっと・・・」など、つい考えてしまうものでもあります。

そういった「楽しい釣り師目線」も微笑ましいもので、誰でも、お幾つになっても持ち合わせているものではないでしょうか。


そんな中実際の釣果情報は「5~30匹(内訳は10人乗船で一桁の釣果がほとんどで、30匹は断トツの釣果)、平均はツ抜け(10匹)ちょっと」なのかも知れません。

「でも、それではりょうさん、釣りに行く前から楽しさの勢いが削がれちゃいますよ!」と言われてしまうかも知れません。

それは最もなことで、そんなとき僕は「釣りはロマンを釣り上げに行くんだよ」ととぼけることにしています(笑)


さて、先のブログ記事の武道の本の中に、弓道の達人の言葉があります。

それは・・・

「無心になろうとすること自体、無心ではない」といったものです。

また

「当てる弓ではなく、当たる弓・・・意識して当てようというのではなく、正しい弓を引いた結果として当る」

釣りではどうでしょうか?

「誰それが釣ったではなく、自分が釣れる釣り・・・釣り師目線で釣ろうというのではなく、好敵手の気持ちを想い図り、それに合った釣り方をした結果釣ることができる」

ではないでしょうか


無心で釣る

好敵手が気難しいときほど、「何故そうなのか」を考え、相手の懐に自然と入り込んで行き、気付けば自分の間合いでハリ掛かりさせる。

刻々と変化して行く自然のこと、色々と考えが交錯し、無心の境地で釣り続けることは難しいかも知れません。

でも、釣り大会であるとか、ご自分の記録更新がかかった釣りの場合など、その時いかに無心で釣り続けられるかどうかは非常に大切なことで、その千載一遇のチャンスを逃してしまうのか、手に入れられるかの分かれ目になるかも知れません。


釣りでは

「嵌った時に無心で釣る」

であるかも知れません。


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