夏タチウオの特長は、小型ながら数釣りができることが上げられ、その中にかなり重鈍な引きをみせるメーターオーバーが混じったりしてヒヤッとさせられることがあります。

高活性時などはエサやジグなどを水面直下まで追ってきて、ひったくるようなアタリを出すときもあります。

そんな夏タチウオを攻略する個人的な基本タックルは


〔ロッド〕
ゲームロッドでオモリ負荷は20~100号位、穂先部分は柔らかで胴に粘りがある2m前後の竿が良いと思います。
僕の夏タチウオ攻略のメインロッドはDAIWAのリーディング73 MH-200
特にこの73 MH-200は、柔軟な穂先がタチウオのアタリを弾き返さず、フッキング、引きのいなしには胴中~手前が絶妙な粘り強さを見せます。
ライトタックルでのタチウオでは標準的なロッドの位置付けになり、他64シリーズは低活性時、エサの先だけを咥えたタチウオにも違和感を与え難い柔軟な穂先であり、82シリーズはその張りから、高活性時のタチウオにキビキビしたシャクリでアピール、又は水深が深くオモリが重くなっても操作性抜群です。

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〔リール〕
DAIWAの小型ベイトリールミリオネアスパルタン TWジリオンPEなどを愛用しています。
高切れに備えラインが200m以上巻けること、ボディーが堅牢でタチウオのパワーに負けないもの、リールを巻き取ることによってアワセを入れる「巻き合わせ」ができるギア比を備えています。

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〔ライン〕
DAIWAの12ブレイド0.8~1.5号をメインに、それに準じたPEラインを使用しています。
オマツリ時に他の釣り人のタチウオが自分のラインを噛んでしまい、そこから高切れ・・・、なんてことがありますので、200mはリールに巻いておきたいものです。
ラインシステムでフロロカーボンの6号を1m結節しておきます。

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〔テンビン〕
投げ釣り用の名古屋テンビンの、オモリ取付け部を固定して使用しています。
海中ではアームが真直ぐになり、タチウオからのアタリがダイレクトに伝わります。
安価なことも助かります。

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〔オモリ〕
水深、潮の流れによって30~60号を使い分けています。
できれば沈みの早いDAIWAのドラゴンシンカーTGを使いたいところですが、これはマストではありません。

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〔ハリス〕
フロロカーボン5号1尋+パワースイベル10号+フロロカーボン8~16号40cm。
先端の太いハリスで、タチウオの鋭い歯によるハリス切れを防ぎます。
パワースイベルは小型軽量で、仕掛け沈下時の太いハリス部分の巻きグセや、エサの回転によるイトヨレを防止します。
巻きグセを伸ばすために、太いハリス部分は専用のケースに入れ、常に輪ゴムでハリスを張っておきます。

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パワーサルカンは19キロの破断強度があり、メーターオーバーのタチウオが暴れても壊れたことはありません。 
食い渋り時は、フロロカーボン5号を単体にします。  

〔ハリ〕
タチウオ専用、必ずケンが付いたハリを使います。
大きさは、小型の多い夏は ♯1、♯1/0等。タチウオのサイズが大きくなるに従って♯2/0、♯3/0等。

〔便利グッズ〕
ロッドキーパー。エサ箱。ギャフ状のハリ外し。エサの形の修正、ハリが飲まれた場合などにキッチンバサミなどがあると便利です。


夏タチウオ釣りのキモは!? 〔実釣編〕 に続きます。



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ご予約は一郎丸さん ℡:046-841-9236 にお願いいたします。


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