さて、前回の夏タチウオ釣りのキモは!?〔タックル編〕より続きます。


ポイント付近で船がスローになり、魚探やソナーでタチウオの群れを探し始めたら、いつでも仕掛けを投入できるように用意、ハリ付けしたエサ、仕掛けの絡みなどを再度確認します。

エサは船宿さんに用意してあるサバの切り身などですが、サバの背中側は皮がめくれやすいので、腹側の、身と皮の間からハリ先を刺し、そのまま1cmほど皮に沿って刺し通すか、細かな縫い刺しにして皮側へハリ先を出し、ハリを刺し入れた部分はチモトまで上げてケンで止まるようにします。
次に、エサが真直ぐになるよう、エサの真ん中にハリ先を刺せばエサ付け完成です。

150619_085026


今年はDAIWAより新たなタチウオ仕掛けが発売されるとのことで、宮澤さんの個人ブログにもタチウオに本気!というタイトルでアップされています!


予め船長に聞いておいた(PEの号数に対する)オモリ号数をテンビンにセットしておき、投入の合図があったら仕掛けを投入、水面下でテンビンから真直ぐにハリスが伸びていることを確認し仕掛けを沈めます。

船長より「20~40m」などの指示ダナがアナウンスされますので、この場合は概ね40mまで仕掛けを沈め、ハリスが張るまで一呼吸置きシャクリに入ります。
※船長の指示ダナより下げてしまうと、エサを追ってタチウオの反応自体も下がってしまうことがあるのでNGです!

タチウオ釣りの基本は、エサでもジグなどでも、竿を1シャクリ=仕掛けを鋭く早く動かす した後に、そのシャクッた分のリールを1回転巻くを基本に、アタリが遠い≒活性が低い 時は、同じ1シャクリでもシャクリ幅を小さく、リールの巻きも1/2や1/3回転、それ以下にするなど、1シャクリで大きな仕掛けの移動をさせず、小刻みな移動を繰り返し、タチウオにエサを見せるタイミングを多く作りながら動かすことがアタリに、ヒットに繋がります。

またアタリが多い≒高活性 の時は、シャクリを早く、リールも素早く巻き、エサやルアーを定点で止る時間を短くします。
特にエサ釣りの場合は、食い気旺盛なタチウオにハリを飲み込まれ気味になり、鋭い歯のタチウオのこと、ヒット⇒ハリス切れの可能性が高まることもあります。
ハリス切れを防ぐには、ハリのサイズを大きくすることも効果があります。

タチウオは下から追ってきて、シャクリとシャクリの一瞬エサが止まった時を見計らいエサを襲ってきます。
ですから、指示ダナよりも若干上までエサを追い掛けてくることも珍しくなく、指示ダナよりも10m位までは上まで探るように心掛けます。


「ドスン」とロッドを止めるようなアタリはタチウオの口にハリが掛かっている証拠で、追いアワセとして、リールを巻きこんでの巻きアワセを入れリーリングに入ります。

140803_103912


アタリがあっても掛からないときは、シャクリとシャクリのポーズを長めに取ったり、そのときハリスに弛みを持たせるようにシャクッたりして、タチウがエサを食べ安いように間を与えると良い時があります。
また、エサの端だけ咥えたアタリでアワセてしまった場合、竿が曲がり切った辺りでスッと元に戻ったりします。こんな時は竿先を下に向けてその場でシェイクし、噛み付かれて瀕死状態のベイトを演出し次のアタリを誘います。
※ただしジグなどの場合は、シャクッた後にラインに弛みを持たせるようなシャクリにすると、タチウオがジグをバイトする寸前にジグが下がってしまうことになり、ジグの直上のリーダーにバイトしてしまうことを誘発し、その挙動をアタリと思い釣り師自らがアワセを入れることでリーダーを引き切ってしまうことがあります。

アワセた後はトルクフルな引きを楽しみながら、抵抗が弱まったところを見計らって巻き上げてくると、水面下には波間に滲む日本刀、そう、その名のごとく艶やかな太刀に、ついため息が漏れてしまうものです。

130721_085924-thumb-350x466



タックルもライトで、お子さんでも手軽に楽しめる夏タチウオ、是非挑戦してみてはいかがでしょうか?!

140727_132827



【夏タチウオ釣り教室のご案内】

神奈川県鴨居の一郎丸さんにて、夏タチウオ釣り教室を開催いたします。

タチウオ釣りが初めての方には、タチウオ釣りの面白さとその食味を。中級者の方は更なるスキルアップを目指していただければと思います。

ご予約は一郎丸さん ℡:046-841-9236 にお願いいたします。


facebook内のイベントはこちら 【夏タチウオ釣り教室 at 一郎丸さん】