DKO1次予選考察 前編 より続きます


「山下さん自作のラトルが良いのかな?」など、迷わないようにしながら、考えを巡らしながら当日のパターンを見出そうと、大きく逸脱する釣りを避け、結果が出なけば原点に戻りながらの 結果が出ない=厳しい釣り が続きました。


そんな状況が少しだけですが動いたのは終盤、正午位でしたのでラスト1時間半程の時でした。

それまでは 小バリ+ロングハリス の展開で、それは

スピード7号+2号10cm
スピード7号+2号7cm
スピード6.5号+1.5号7cm
スピード6.5号+1.5号+テスト中

等を使っていたのですが、個人的には5cmが標準なハリスの長さなので、7cmでも長く感じる程で、それらを使いコッパに吸い込ます釣りを心掛け、前記のように、インターバルの長いアタリ、それもワタだけしか取られない状況に、「ファーストコンタクトしかないのであれば、いつもの自分の釣りで掛けに行ってしまっては?」と思い立ち、自分で巻いた スピード7号+2号5cmに替え、誘った後のゼロテンションで追い上げました。


ただ、後半は底潮も止ってしまい、舳先有利は無くなったものの船全体でアタリが激減していく様相、また誘いを迷いながら、それでも自分を信じ切り、いつ来るとも分からない、1回しか来ないアタリに集中を切らさずに対峙、1つ1つ剥いた極小粒のアサリをカワハギに発見、食べてもらえるよう、魅力的に見えるように細心の注意を払い演出することを続けていました。

「ハリは替えず、ハリスの長さを替える」に徹し、他のタイプのハリにはせず、ハリスの長さにだけによる釣り方、アタリの出方の違いを用心深く読み取ろうとしていました。

しかし時既に遅く、前半の不調の溝は大きく終了時間を迎えてしまいました。

「魔物が棲む竹岡沖」、シーズン初期、毎年のように不安定な状況の竹岡沖を捉え切れませんでした。


1つの釣りに固執することなく、かと言ってあれこれ迷っていたわけでもなく、考えうること、出来うることは全て出し切れたと思います。

この経験を今後の糧として、少しでも向上するように心掛けて行きたいと思っております。

2次予選に通過された方々、おめでとうございます。

また、戦い抜いた方々、お疲れ様でした。


また来年、精進して迎えたいと思っております。


追記

書き終わって気付いたのですが、状況を書き、その都度の心の動き、打開策などを書いていたつもりなのですが、読み取り方によっては敗退した言い訳にも取れてしまうこともあるかと思われます。
お読みになっていて不快に思われた方にはお詫び申し上げます。