先日のホウボウ取材は、根波さんの車で鹿島まで向かい、その道中で船酔いの話しになりました。

船酔いは、船が揺れることに三半規管が過敏に反応、気分が悪くなったり、果ては・・・


船に揺れは付きものですが、その船が沖に生息する、釣らんとする対象魚の真上まで連れて行ってくれるのです。

かうゆう僕も、東京湾内などの、船の舳先で割りながら進める、風で起こる三角波では平気なものの、外房などでは常時あるウネリに注意しています。

取材される方でも、する方でも、船上で青い顔をして横になっていたのでは成り立ちませんからね・・・。


さて、鹿島までの道中、以前大型漁船に乗り込み、アラスカで漁の体験をしたことがある根波さんは「ベーリング海のカニ漁程ではないにしろ、アラスカでも結構揺れたものでした。最初の2日間はもう酷いものでしたが、3日目になると体が順応するのか、割と平気になってきてね」などお話しいただきました。

確かにベーリング海でのカニ漁は別格で、甲板を洗う波は四六時中のようで、一航海、一攫千金を狙う、命をも賭した仕事のようです。

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根波さんは、つり丸誌に掲載された近藤先生の船酔い対策の記事を読み、寝不足に注意すること、胃を整えること、酔い止めを服用することなど、万全の注意で乗船されるとのことでした。

確かに経験上、寝不足はてき面に船酔いになり易く、深酒ももちろん、時間によっては道中の運転も出来かねないこととなります。


折角休みを捻出し、釣行日が決まった時からその日の釣りに想いを馳せて、必要があれば高速道路を走って向かう船宿、船代を支払って乗り込む船。

酷い船酔いは、そんな甘い思いを一蹴、帰りたくても帰れない、待ちに待った楽しい筈の時間を残念な時間に変えてしまいます・・・

ご自分でも元よりですがお子さんや、始めて釣り船に乗る方などには、釣れる釣れないよりも、まず最初に船酔いに注意を払ってあげ、その日が安全で、かつ快適な日となるよう心掛けてあげることが大切だと思っています。


そんな船酔いを防ぐには

1.釣行前日は十分な睡眠を取り、深酒はしない。
 
2.当日朝は朝食に関係なく、乗船1時間前に(必ず)酔い止め薬を服用。

3.船上で気分が悪くなってしまった場合は、酔い止めの追加ではなく、胃薬の服用。

体質にもよるとは思いますが、この方法が良いようです。