カサゴなどは「根魚」と呼ばれ、ポイントは岩礁や、ゴロタ石などの「根回り」が主で、そういったポイントでは、根掛りのリスクは避けられないものです。

そんな根に隠れて、ジッと獲物を待っている魚もいれば、根が作る潮の流れの変化で、そこにプランクトンが溜まりやすく、それを狙う小魚、またそれを狙うといった、食物連鎖もあるかも知れません。

結局根回りは、様々な釣りの対処魚の格好のポイントを言え、その根を中心に攻める釣りも往々にしてあるものです。

しかし根掛りを恐れていては、仕掛けは助かるかも知れませんが、釣果は半減、いや、それ以下になってしまうでしょう。

カワハギ釣りやアカメフグ釣り、タコ釣りでも根回り、根の際などを狙い、やはり根掛りが多い釣りとなってしまいます。


根掛りは、オモリが根の隙間などに入って引っ掛かってしまうもの、ハリが引っ掛かってしまうものと、その両方の場合も考えられると思います。

根掛りを回避するには、できるだけラインを立てて釣りをすることで、逆にラインを斜めに、根の連なる海底を引きずるようでは、ほぼ確実に根掛りしてしまうと思います。

又は、身近い間時に定期的に底を切り直す「根歩き」を多用することも、根掛り防止に効果があります。


根掛り対応策 ≪後編≫に続きます