「アナゴ考」というタイトルで、僕のアナゴ釣りの集大成を以前より纏めてありました。

アナゴ釣り復調の今年、それに加筆し、この場でもご紹介させていただこうと思います。



僕がアナゴ釣りのときに使用している仕掛けです。

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二本鈎の短い方のハリス(硬質夜光パイプ06mm)は11mmで鈎は丸セイゴの11号、長い方が31mmで、ケン付きのカレイ鈎の10号です。
それらをそれぞれスナップサルカンにハーフヒッチで編みつけて結びます。

ハリスにはコイ釣りで使う吸い込み糸の(中)を使ってます(現在はフロロの5号)。
編み込むときこの糸は、縒り糸なので滑りづらく、一回一回の締め込みでより確実に、しかっりと取り付けることができ、最後のヒゲを残さずカットしても問題ありません。

上部の金具は、小さな親子サルカンに、一度スナップの輪の部分を外し付け直してあります。

通常アナゴの仕掛けで短ハリスは常識ですが、ここまで短いものはあまり見かけないかと思います。
ただ自分では、スナップの端からチモトまでをハリスと考えています。
あまりハリスが長いと、掛けたアナゴが絡みますし、ハリスが長ければ長いほど、アタリの伝達が鈍くなると考えています。

鈎のサイズは、通常のアナゴ仕掛けに比べ小さいですが、経験上鈎を飲まれたことがないので、小さめなサイズにして、なるべくアナゴの口の中に入りやすくしています。

アナゴはたまに一荷で掛かることがありますが、この仕掛けだと、二本のアナゴがそれぞれ正中線を軸にしてローリングしても縒れず、手元で下げたとき、二本が一緒に回転しても縒りは入りません。

以上のような利点のある仕掛けなのですが、勿論欠点もあります。

鈎、特に丸セイゴの方なのですが、鈎先が頑丈なウナギ鈎とは違い、40~50本釣ると鈎先が甘くなってきます。
それはイソメを刺すとき滑り気味になってくるので分かるのですが、あと10分で沖上りのときなど、仕掛けを代える時間が勿体無く、かなりのオーバーアクションでアワセを入れないと、折角のアナゴが水面でさようなら・・・、なんてことがあります。
そのころになると、編みこんでいた結び目も随分とほどけてきます。

これは、入舟さんのアナゴ名人戦2連覇のときの仕掛けです。このときは86本を釣り上げ、仕掛けはもう壊れる寸前です。

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この仕掛けの上に誘導丸オモリを取り付けます。 


【アナゴ考2・誘導丸オモリ<前編>】 に続きます



                                           【夜アナゴ釣り教室のご案内】

5月22日(日)、浦安の吉久さんにて、夜アナゴ釣り教室を開催いたします!

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今年は復調模様のアナゴ釣り、テクニカルな釣り、そして抜群の食味です。

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参加ご機能の方はこちらをご覧いただけたらと思います。


皆さまのご参加をお待ちしております。