カワハギ釣り・エサの保存期間 <前編> より続きます


また、アサリは剥いてみないと、身が殻一杯に張っていて、掘り立てで新鮮なのか、掘ってから日数が経っていて痩せているかの判断はたいへん難しく、いわゆる「ミルキー」と呼ばれる、白い袋状のものがワタ付近に付いている抱卵状態のアサリなのかの判別もできません。

そのミルキーの部分は塩をしても〆らず、エサとしては使えるのですが、ハリ持ちが悪くなり、競技などでは敬遠するトーナメンターが多いようです。


塩漬けのお話しをもう少しすると、狙うカワハギのサイズによって粒の大きさも剥き分け、例えば中粒だけを剥き分け、塩で〆る時には硬く〆たもの、そう〆ないものなどを用意して、その時のカワハギのサイズは勿論、その活性によって硬軟を使い分けたりと、様々な塩漬け状態のアサリを用意しカワハギ釣りに臨む方もいるようです。

市場へ行くと、「熊本産」、「愛知産」など、色々な産地のアサリを目にしますが、一説によると、ある産地のアサリ(輸入も含む)を数か月程度、一定期間別の場所で生息させれば、それは、最後に採取した場所が産地となるようで、市場で大量買いする時など、よくよくアサリの殻を見て見ると、形や模様が大まかに違っていたり、その剥き身も、白っぽいものと、オレンジ色掛かったものが混在している時などがあります。


きっとカワハギ釣りに出会う前は、アサリは味噌汁にして「これは美味しいねぇ!」なんて飲み、食べていたと思いますが、きっと今は、スーパーの鮮魚コーナーに行くと、真っ先にアサリに目が行くのではないでしょうか(笑)

大の大人が童心になり、子供の目でアサリを品定めしているそんな時、それも釣りをしている時ではないでしょうか。


                       【釣り教室のご案内】

カワハギ釣り教室 10月10日(月祝) 勝山・利八丸さん

タチウオ釣り教室 10月9日(日) 鴨居・一郎丸さん

カワハギ釣り教室 10月23日(日) 腰越・池田丸さん