カワハギ釣り・仕掛けの長さ<前編> より続きます


確かにPEラインは、伸びが3%前後という、伸び難くたいへん強度がある糸なのですが、その他の特長として、しなやかであることと、編み糸であることが上げられます。

ですので、PEラインを幹糸に使うと、感度を出すのには優れているものの、他の要素では、デメリットもあるよう感じられます。


フロロカーボンの場合は、仕掛けを弛ませた場合に、潮受けしながら緩やかな弧を描きながら、倒れ込んで行くことがイメージでき、潮が早い時は、それに応じて中オモリを打って行くわけなのです。

ここで

「一番上のビーズから仕掛けの上端までは、どの位の長さが適正なのか?」ですが、個人的には40cmの長さを取っています。

なぜ40cmなのか?

それは、4個のフックビーズを使う場合でも3個でも、上から下までのビーズ間が30~33cm程あり、それに40cmを足すと、仕掛けの全長は70cm余りとなります。

実際に釣っている最中は、そのビーズ間の長さと、上糸の長さをイメージしながら、その40cmの部分に、最適な中オモリの位置と号数を決め取り付け、理想とする仕掛けの動きを演出することを心掛けています。


「カワハギが釣れちゃった」ではなく、狙って獲る為には、何組作ったとしても、寸分違わぬ寸法の仕掛けを用い、それを海底付近で完璧に操作することにより、カワハギが最も反応を示すエサの動きが演出できるのではと考えています。



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