釣りのスキルの1つである「誘い」。

「誘い」とは、釣りの技術論を交わすとすぐ、方々で飛び交う言葉だと思います。

では、その「誘い」とは、一体何なのでしょうか?


私見ではありますが「誘い」とは

「釣り上げようとする対象魚に、エサの存在を認知させる行為」さらに「そのエサを食べることを促す行為」なのではないかと捉えています。

潮の流れ、水温の変遷、濁り等の他、そのエリアの特長など、多岐に渡るファクターを加味し、その日の「誘い」を想い計り組みたてるのです。


早くエサを動かす誘いは、魚にとっても目立ちやすく、認知しやすいことが想像されます。

これは、陸上では、風が無くなびいていない旗より、風でなびく旗が目立つこと、またそれよりも、人が大きく振っている、レースの時のチェッカーフラッグのなびき方方のが目立つことからも想像が付きます。

でも・・・

その動きが早いがゆえに、「こんな早いエサには追い付けない」といった、魚目線からは早過ぎる誘いの場合があるかも知れません。

それは

低水温や産卵直後などで低活性の時に感じられることです。

そんな時は、目の前でジッと止めておくことが、「動かさないこと」が誘いであることがあったり、定点で極僅かに、揺らすような場合が誘いとなることがあります。

また、高活性時にはエサを、早く食べてしまい、低活性時には、中々エサを食べきらなかったり、途中で食べることを止め、残していってしまう場合もあります。

何れにしても、釣りバリを狙った魚の口の中に入れなければ釣れないわけで、魚の活性≒気持ちに合わせての誘いが大切となってきます。

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カワハギ釣り・誘った後の聞き上げ ≪後編≫に続きます