カワハギ釣り・ベストな釣り方をリサーチする <前編>より続きます


具体的には

カワハギ釣り教室のレクチャーで、その誘い方については毎回時間を割くところで、ご参加の皆さまにはこんな風にお伝えしています。

まず、宙から底、果ては這わせ釣りをイメージした誘いを、一連のルーティーンの中でやってしまうのです。

細分化してみると

①先ず、開始の合図と共に、エサの付いた仕掛けを投入、底立ちを取ります。

②オモリを1m前後底から切り、その場でヒラウチさせます。
  潮の濁り、天候、水深などを鑑み、オモリの色のチョイスを予めしております。
  例えば クリアな潮・浅い水深≒海底の光量が多いと判断、フラシング効果が期待できるゴー   
  ルド系やホログラム系など
   濁った潮・深い水深≒海底の光量が少ないと判断、蓄光タイプ、膨張色のホワイト系など

③ヒラウチをしながらオモリを底まで、ユックリと下げて行くのですが、その間にアタリが出ればヒ   
  ラウチをストップ、次のアタリを感じたら5cm程仕掛けを下げ、カワハギを下に向かせ食べな 
  れている格好にさせ、ハリを上から食わせた直後に聞きアワセで掛ける。

④アタリが無くオモリが着底したら、海底でオモリが寝たり起きたりする、いわゆる「オモリパタパ
  タ」を繰り返し、ヒラウチに興味を持ち、仕掛け付近に寄ってきたカワハギに、エサを食べさせ
   ない「おあずけ」状態を作る。

⑤目の前で、動くエサを食べられないで興奮状態、活性の上がったカワハギに、オモリパタパタ
   を止めてやることにより、エサを食べやすい状態にし、ゼロテンションでアタリを待つ。
    ここでアタリが出たら、ロッドを30cm程跳ね上げる即アワセで掛けに行く。

⑥アタリが出ない場合は、仕掛け上部の中オモリを使って、幹糸を弛ませる⇔沢山弛ませる、
  言替えると、仕掛けを少し寝かす⇔大きく寝かす を繰り返し、カワハギの目の前の定点で、
   エサを揺らす誘いを繰り返してみる。

⑦それでもアタリが出ない時は、中オモリを底に着けてしまうことも考え、仕掛けを止めるステイ
   の時間を長く取り、「動かさないことが誘い」という考え方も入れながら、極々スローな釣りを展
   開してみる。

これを繰り返しながら、どこでカワハギが食ってくるか、どこでエサを盗られてしまうかをリサーチするのです。


カワハギ釣り・ベストな釣り方をリサーチする ≪後編≫へ続きます